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12-13 Dec,2008@kitakyushu分科会プログラム

A1:情報倫理教育 (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 静谷 啓樹 (東北大)

講演番号 A1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 ボードゲームを用いた情報倫理教育の効果的な実践方法の検討
著者 *山口 賢一, 廣田 千春, 松尾 賢一, 西野 貴之 (奈良高専)
キーワード 情報倫理教育,知的財産権,導入教育,体験学習
アブストラクト 近年,情報技術の発展の一方で知的財産権の侵害や名誉毀損など様々な問題も生じている.これらの問題を解決すべく情報倫理教育がおこなわれているが,その取り組みについて多数報告されている。本発表では、情報倫理教育の導入としてボードゲームによって体験しながら知的財産権について考える機会を設け、学生が能動的に情報倫理について勉強できるコンテンツの開発を行った。学生への授業実施を通じて、その効果について報告する。


講演番号 A1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 情報倫理教育におけるケータイとインターネット
著者 *宮崎 智絵, 野呂 一仁 (立正大)
キーワード ケータイ,インターネット,情報倫理
アブストラクト ケータイは、多目的使用の情報ツールとして最近では大学の授業においても活用されている。学生にとってはPCよりも身近なツールであり、日常生活には必要不可欠にものである。しかし、その一方で公共の場でのマナーの問題からトラブルになるケースも増加してきている。大学でも授業時の着信音、会話をしている学生も見受けられるなどマナーの悪さが問題となっている。そこで、われわれはケータイとインターネットの両方の情報倫理について昨年に引き続き調査を行なった。ケータイとインターネットに関して学生がどのような情報倫理意識をもっているか、この両者の間の関係はどのようなものかについて考察していく。そして、情報倫理教育において、ケータイとインターネットに関する教育をどのように導入していけばよいのかについて検討していきたい。


講演番号 A1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 学部別にみるケータイとインターネットの情報倫理意識
著者 *野呂 一仁, 宮崎 智絵 (立正大)
キーワード ケータイ,インターネット,情報倫理意識,学部別
アブストラクト ケータイは学生にとって必須のアイテムである。その所有率も100%に近く、ケータイを所有していないと学生生活だけでなく日常生活にも支障をきたす。休講情報、学生間の連絡、ファストフードのサービスチケットなどケータイは生活のあらゆる場面で活用されている。そこで、所属学部の違いによる利用状況、ケータイ、インターネットを中心とした情報倫理意識などに差があるかについて調査を行なった。特に知的財産権を学習する機会のある法学部とPCに力を入れている経済学部など学部別にどのような相違があるか、それによってどのように情報倫理教育をしていかなければならないかについて考察していく。


講演番号 A1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 情報倫理ビデオ教材開発における学習内容の拡充に関する一考察
著者 *村田 育也 (北海道教育大), 中村 純 (広島大), 岡部 成玄, 布施 泉 (北大), 辰己 丈夫 (農工大), 上原 哲太郎 (京大), 中西 通雄 (阪工大), 深田 昭三 (愛媛大), 多川 孝央 (九大), 山之上 卓 (鹿児島大), 山田 恒夫 (メディア教育開発センター)
キーワード 教材開発,ビデオ教材,大学生,情報倫理教育
アブストラクト 著者らは,大学生のための情報倫理ビデオ教材を,2002年度に第1作を,2004年度に第2作を,2007年度に第3作を制作した.回を重ねる毎に,本編のビデオクリップ数は8話,20話,30話と増え,ビデオクリップ総時間も46分間,116分間,264分間と長くなった.その背景には,この5年間のネットワークの利用方法の多様化やネットワークを用いた犯罪の多様化などがある.本稿では,3つの情報倫理ビデオ教材の学習項目を整理し比較することで,本教材において大学生に指導すべき学習内容をどのように拡充してきたかを明らかにする.


講演番号 A1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 情報科教員養成における情報倫理とモラルの取扱
著者 *辰己 丈夫 (農工大), 中野 由章 (千里金蘭大)
キーワード 情報倫理,教員養成,情報危機管理,情報モラル
アブストラクト 筆者らは「情報モラル」という概念の在り方について議論を重ねてきた。本来のモラルの存在は初等教育で重視されるべきである一方、情報機器を使用する上で気を付けなければならないのは、応用倫理的な情報倫理や、経済的・法的な弱者になることを回避するために技術的・制度的に考える情報危機管理である。結果としていわゆる「情報モラル」と呼ぶにふさわしい内容は存在しないと結論付けるに至った。にもかかわらず、高等学校では「情報モラル」と呼ばれる領域が存在している。本発表では、現状の指導要領と「情報科」の教員養成課程が直面する問題点について、大学で教員養成に関わる筆者らの分析について述べる。


講演番号 A1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 アジア各国における学生の情報倫理意識−日本,フィリピン,韓国の比較−
著者 *木川 裕 (武蔵野学院大), 永田 清 (大東文化大), 荻原 尚 (武蔵野学院大), 青木 智子 (文京学院大)
キーワード 情報倫理,留学生,意識調査
アブストラクト 情報社会の発展に伴って,情報倫理教育の重要性はますます高まっている.我が国においても中学,高等学校で必修化された教科「情報」において情報倫理が取り上げられており,教育現場においてもその重要性が認識されている.大学においても同様ではあるが,アジアのさまざまな国から多くの留学生を受け入れている現状に対し,母国の教育・社会事情等を十分考察した情報倫理教育がなされているとはいえない.このような視点に立ち,我々はアジア各国の情報倫理教育と学生の意識調査を行った.今回は,フィリピンと韓国を中心に,日本の学生との比較も考慮した分析結果を示す.

A2:情報倫理とセキュリティ (12月13日(土)10:45 - 12:30)


座長: 中西 通雄 (阪工大)

講演番号 A2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 情報セキュリティに重点を置いた一般情報教育
著者 *菅 正彦 (北海道教育大)
キーワード 一般情報教育,情報セキュリティ
アブストラクト 教員養成課程の大学一年生を対象とする一般情報教育において,特に情報セキュリティに重点を置いた授業の展開について計画し,実施した結果を報告する。本学の教員養成課程の一年生が必履修であり,教員免許状取得に必要な授業『情報機器の操作』において半期 2 単位 (15 回) の授業の後半 7 回を使用して,情報セキュリティに重点をおいた授業を行った。この授業の履修学生は全員教員免許取得 (中学校理科,中学校社会科,中学校家庭科,高等学校理科,高等学校地理・歴史,高等学校公民,高等学校家庭科のなかの一つあるいは二つ) 希望者であり,またその中の多くの学生が卒業後に主として中学校あるいは高等学校などで教員になるか,教育に関わる職場で働く。そのような学生に対して,情報セキュリティについて大学一年生の早い時点から十分な教育を行うことが重要だと考えられる。


講演番号 A2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 違法コピー等著作権の侵害防止に関する教育について
著者 *黒田 登美雄, 岡崎 威生 (琉球大)
キーワード 著作権侵害,違法コピー,情報倫理,ビデオ教材
アブストラクト 本学は2006年3月6日付けで、社団法人「日本音楽著作権協会」から音楽著作権侵害行為があったとの指摘を受けた。本学における「情報倫理」に関する教育は、学長名で日本音楽著作権協会に対して「本学の学生が通知のあった著作権侵害行為を二度と行わないよう授業等で指導を徹底する旨」回答したことに始まる。平成18年以来、情報科学演習(共通教育科目)では、必ずビデオ教材等を用いた情報倫理に関する授業を最低1回は実施するよう義務づけている。本学における情報倫理に関する教育の現状について報告する。


講演番号 A2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 情報セキュリティ・モラルを重視した教育カリキュラムの編成と実施結果の検証
著者 *小川 勤, 木下 真 (山口大)
キーワード 情報セキュリティ,情報モラル,カリキュラム,共通教育,情報リテラシー
アブストラクト 本学では本年度前期から情報セキュリティ・モラルを重視したカリキュラムを新たに編成し、必修科目として入学生全員に履修させた。また、指導体制の見直しも併せて実施した。今回の発表はカリキュラム改訂に対する評価や実施上の課題について受講した学生の授業評価アンケート調査の分析結果を踏まえて発表を行なう。


講演番号 A2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 パスワードに関する教育と意識調査
著者 *八城 年伸 (安田女大)
キーワード パスワード,意識調査
アブストラクト ユーザ認証に用いられるパスワードに対する意識調査を行ったところ、情報に関する知識が未熟な時点でパスワードの管理を任せることは、かえって危険性が高まるという調査結果が得られている。それを踏まえて、あえて管理を任せるのであれば、どの程度の期間で変更させるべきか、どの程度のパスワード作成ルールを満たすことができるのかについて調査を行ったものである。また、異なるカリキュラムによる教育を受けたグループを対象とすることで、こうした傾向が情報教育の程度により変化するものかについても分析を行った。


講演番号 A2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 コミュニティにおける情報共有が認証符号の秘匿強度の認識に及ぼす影響
著者 *福田 健 (清泉女大)
キーワード 認証符号,セキュリティー,社会的相互作用,秘匿強度,個人情報
アブストラクト 初心者による認証符号の秘匿強度の認識が客観的な秘匿強度とはずれることは、経験的に知られている。さらに、現実の認証符号の運用状況では著しいバイアスがかかることも知られている。本稿では、こうした主観的な判断やバイアスの具体的な性質・内容を心理学実験・調査により検討した。


講演番号 A2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 情報セキュリティ教育教材の英語化
著者 *秋元 志美, 林 雅子, 京泉 敬太, 三原 修, 村上 義博, 勇木 義則, 中川 敦, 長登 康, 稲垣 知宏, 隅谷 孝洋, 中村 純 (広島大)
キーワード 情報セキュリティ教育,教材,多言語化
アブストラクト 本学では全構成員のセキュリティ意識と知識の向上を目的として、オリジナル教材「オンライン情報セキュリティ講座」を作成、運用してきた。しかし「オンライン情報セキュリティ講座」は日本語のみで書かれているため、日本語を理解しない留学生には十分に対応出来ていないというのが現状であった。そこで本学構成員として留学生にも均等な情報セキュリティ教育を提供するために、教材の多言語(英語と中国語)化が始まった。この「オンライン情報セキュリティ講座」は、内容の難易度を学習者が感じないようにとの配慮から、桃唐先生をはじめとするオリジナルキャラクター達のやりとりを中心に学習内容が構成されており、その中には高度な内容に加えて日本語ならではのユーモアも盛り込まれている。今回はこのような教材の英語化作業における難点とその対策の取り組みを報告する。


講演番号 A2-7 ( 12:15 - 12:30 )
題名 ネットにおける情報倫理に関する意識調査(10)
著者 *工藤 英男, 福永 栄一 (大阪成蹊大), 吉川 博史 (太成学院大)
キーワード 情報処理教育,情報倫理教育,個人情報,意識調査
アブストラクト 大学での情報処理教育を進めるに当たり学生の意識調査として,インターネットと情報倫理に関するアンケートを複数の大学で実施してきた.本学の今年度のデータについて,能力別クラスで,入学時と前期授業終了時との比較し,学生の意識がどのように変化しているかを分析した概要について報告する.

A3:専門情報科目 (12月13日(土)15:00 - 16:30)


座長: 岡部 成玄 (北大)

講演番号 A3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 医療系専門科目としての「情報科学」に学生は何を求めているか?
著者 *丹羽 俊文 (東北大)
キーワード 医療情報システム,専門科目,学生の欲する内容,知識の確認
アブストラクト 国家試験の出題科目であることから専門科目として開講されている「情報科学」の授業内容に関し,一般教養の情報を履修後の学生が身に付けている知識と専門科目で学びたい項目について調査した。その結果,インターネットなど通常のPC利用で身近な項目については過半の学生が知識を有しており,自信を持っていた。反面,これらを支える仕組みに関する基礎知識は,ほぼ高等学校までに学習しているものの理解度が不十分であり,医療情報システムとともに専門科目でも取り上げて欲しいとする者が多かった。これまで学んだ知識に自信がなく,再確認を欲している傾向が窺える。また,授業の方向性についてはリテラシーよりも国家試験に対応する内容を望むものが多かった。


講演番号 A3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 情報工学科におけるプログラミング教育の現状と課題
著者 *大隈 千春, 孫 寧平 (熊本電波高専)
キーワード プログラミング教育
アブストラクト 熊本電波工業高等専門学校の情報工学科では5年間を通してソフトウェア技術に関する教育を行っている。学生は、「情報処理」、「プログラミング通論・演習」、「ソフトウェア実験」、「プログラミング特論」など、プログラミングに関する教育を受け、Pascal,C言語,Javaなどを学んでいる。卒業時にはソフトウェアシステムの設計と実装ができる能力を身に着けさせることを目標としている。 日々進歩する情報技術や年々変化しつつある学生に対してプログラミング教育においても教育手法と内容を変化させなければならない。本稿は、情報工学科でのプログラミングに関する講義・実習の現状を検討し、教育成果と今後の課題を取り上げる。


講演番号 A3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 産学連携によるマイコンプログラミング教育の試み
著者 *浅井 文男 (奈良高専), 村谷 政充 (NECEL)
キーワード マイコンプログラミング,教育実践,産学連携
アブストラクト 近年、組み込み関連技術の進展は目覚ましいが、工業高専等で実践されている組み込み教育は必ずしも急速な技術革新に対応していない。一方、マイコン開発企業は現場技術者を対象として最新のデ バイスや開発環境を使用した研修講座等を意欲的に開催している。こうした企業サイドの技術者教育のノウハウを取り入れれば、より効果的で実践的な組み込み技術教育が可能になると期待される。今回、NECエレクトロニクス(株)マイコン事業部が開催している入門者向けセミナーの教材を工業高専の学生用にアレンジした教材を作成し、セミナー担当者と連携して集中講座を開催し、評価を試みた。アンケート結果から、ほぼすべての受講学生が高い満足度を示し、マイコンプログラミングに対する知的好奇心と意欲を喚起することができることが確かめられた。


講演番号 A3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 個別学習と協調学習によるオブジェクト指向モデリング教育の実践
著者 *高井 久美子, 佐々木 茂, 渡辺 博芳 (帝京大)
キーワード オブジェクト指向モデリング,個別学習,協調学習,プログラミング教育
アブストラクト 統一モデリング言語(UML)を用いた情報システムのモデリング演習授業において,新しい知識や概念を習得する個別の学習とその成果を活用する協調学習の両方を取り入れた授業を実践した.コース管理システムに教材コンテンツを作成し,個別学習では何度も受験可能な小テストで理解の確認と促進をはかり,個々の学生にモデリング課題を課したほか,知識の習得状況を確認するオンライン試験を行った.その後,協調学習では,チームで作成した情報システムのモデルのプレゼンテーションをさせ,ディスカッションで得られたコメントを基にモデルを改善させた.最終報告書は個人ごとにまとめさせた.本実践の詳細とその結果について報告する.


講演番号 A3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 プロジェクト型演習を通じたアプリケーション開発の学習
著者 *嶋田 理博, 中尾 泰士, 向井 厚志 (奈良産業大)
キーワード プロジェクト型演習,プログラミング教育,ウェブアプリケーション,データベース
アブストラクト 奈良産業大学では、従来型の講義を脱却し、1〜4年生が学年の垣根を超え、実体験を通じて共に学ぶプロジェクト型演習を、昨年度より開講している。情報学部のプロジェクト型演習の一つ「ITシステム構築プロジェクト」では、学生が主体的にプログラミング、ネットワーク、データベースなどを学び、さらに、それらを連携させた実用的なアプリケーションの開発を体験することによって、より理解を深めることを目標としている。昨年度は、学生に貸与しているノートPC上に、ウェブサーバ+RDBMSを構築し、それらを連携させた、掲示板、ストリートビュー、教室使用状況表示システムを制作した。


講演番号 A3-6 ( 16:15 - 16:30 )
題名 モーションキャプチャによる動物の動作の計測・解析のための教育
著者 *梶浦 文夫 (倉敷芸科大)
キーワード モーションキャプチャ,動物,動きの計測,動きの解析,教育
アブストラクト 動物科学や動物医療を学ぶ学科が設置され,「動物の動作を計測・解析する」ことを学ぶ科目を担当することになった.この科目のために,既に学内に導入されていたモーションキャプチャシステムを利用して動物の動きを計測し,記録されたCSV形式のデータを用いてExcel上で解析する実習プログラムを作成した.研究発表時点ではまだ、授業が始まったばかりではあるが,これまでの準備と教育実践について報告する.

B1:メディア等の活用 (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 井上 仁 (九大)

講演番号 B1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 情報基礎科目におけるGUIによるプログラミング教育の効果
著者 *年森 敦子 (鎌倉女大)
キーワード 情報基礎教育,プログラミング,Visual Basic,アプリケーション
アブストラクト 高等学校における教科「情報」の実施により,大学における情報基礎教育は,教科「情報」との接続性の面からも,これまでの汎用的なアプリケーション操作教育の習熟に留まらず,専門分野での情報技術の活用や,将来の職域において活用できるようなPC操作技術の習得を目指すなど,高度な内容への変化が望まれてきている。そこで,本研究では,情報基礎科目において実施した,アプリケーションの動作理解を目的としたGUIによるプログラミング演習について報告するとともに,アンケート調査結果を踏まえた教育効果について報告する。


講演番号 B1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 教材作成を目的としたプログラミング教育の実践
著者 *年森 敦子, 橋本 吉貴, 高垣 マユミ (鎌倉女大)
キーワード 教員養成,教材,CG,プログラミング
アブストラクト コンピュータの高性能化やアプリケーションの充実により、小学校や中学校においてもデジタル教材を授業で利用する機会は増加する傾向にある。PCを教育支援のツールとして利用する用途の一つとして,美しい画像や,正確で動きのある画像を教材として活用することが挙げられる。特に算数(数学)や理科においては,児童や生徒の科学現象への興味の喚起や概念理解の促進に繋がる方法として,教材にCGを用いることも効果的であると考えられる。そこで本研究では,教員養成課程の学生を対象として実施してきた,デジタル教材作成を目的としたプログラミング教育の実践内容と,結果について報告する。


講演番号 B1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 Windows Vista(Enterprise Edition)のマルチメディア機能を活用したコンピュータリテラシー教育
著者 杉江 晶子 (名文理大短大部), *森 博 (名文理大)
キーワード Windows Vista,Enterprise Edition,マルチメディア,メディアリテラシー教育
アブストラクト Windows Vistaは、それ以前のWindows XPが2種類存在したことに対し、機能別に5種類のエディションが存在し、市販されている多くのPCには、Home Premium Editionが搭載されている。一方、大学などでは多くのPCにHDDの内容をゴースト配信する関係から、一般にはなじみが薄いEnterprise Edition が搭載されることが多い。しかし、大学での使用よりも企業での使用を念頭においているのか、Home Premium に比較して、マルチメディア機能がやや貧弱である。そこで、大学の情報教育用PCの主流OSの一つと考えられるWindows Vista Enterprise Editionで、その基本機能のみを活用して、どの程度のマルチメディア系リテラシー教育が行えるか調査検討したものである。


講演番号 B1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 教養基礎講座としてのマルチメディア演習の試み
著者 *梶木 克則, 桝井 猛, 那須 靖弘 (甲子園大)
キーワード マルチメディア,教養基礎講座,アニメーション,3DCG,ビデオ編集
アブストラクト 大学で行われる情報リテラシー教育は、ソフトの操作習得が目的で、実用的な部分にまでは踏み込めないし、面白みに欠ける内容と言える。パソコン自体の性能は数年前に比べ飛躍的に向上し、3DCGやビデオ編集も無理なく処理できる。こうした点を踏まえ、パソコン・インターネットの面白さを体験できる演習として、教養基礎講座という単位に関係しない6回限りの講座の中でマルチメディア関連の演習を試みた。演習内容としては、衛星写真と地図で下敷き作り、アニメーション、3DCG(物体作りとアニメーション、建物)、ビデオ編集(基本操作とデジカメ利用)などである。アニメーションと3DCGはフリーソフトを使い、インストールにも配慮した。


講演番号 B1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 ウェブアプリケーションを活用した情報リテラシー教育の試み
著者 *立山 剛, フランク ツージー (東京基督教大学)
キーワード ウェブアプリケーション,情報リテラシー,ICT
アブストラクト マルチデバイス、リッチなインターフェイス、コラボレーション、フォークソノミーを特徴としたウェブアプリケーションが近年急速に普及し、情報収集、情報分析を効果的に行うツールとして利用されている。中央教育審議会による学士課程教育の構築に向けて(審議のまとめ)によると、情報リテラシーとは「ICTを用いて、多様な情報を収集・分析して適正に判断し、モラルに則って効果的に活用することができる。」とある。本学では、これまでのオフィスソフトの使い方を中心とした情報教育から、適切な情報モラルを身につけ、ウェブアプリケーションを用いた情報収集・分析能力の向上を目指した新しい情報リテラシー教育の可能性を試みた。


講演番号 B1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 e-Learningシステムを活用した情報基礎教育の推進
著者 *松尾 賢一, 山口 賢一, 西野 貴之, 松村 寿枝, 内田 眞司, 本間 啓道 (奈良高専)
キーワード 情報教育,e-Learning,リテラシ教育,プログラミング教育,教育支援
アブストラクト 本校では,特別教育研究経費により平成18年度から20年度までの3年の期間で,e-Learningシステムを活用した全学的な情報教育支援体制の実現に向けた事業を推進中である.本校情報工学科においては,この事業と並行しつつ情報基礎教育を支援するために導入したe-Learningシステムを,様々な授業に活用の範囲を拡大しながら,授業におけるe-Learningの効果とコンテンツの質についての検証を行なっている.本論文では,特にe-Learningシステムを活用した情報基礎教育ならびにプログラミング教育支援の推進について述べ,その現状と効果について報告する.

B2:初学者向け教育 (12月13日(土)10:45 - 12:30)


座長: 清川 清 (阪大)

講演番号 B2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 自動採点ツールを評価システムとする情報教育の双方向型高大連携
著者 *石川 千温, 皆川 雅章, 渡邊 慎哉, 中村 永友, 小池 英勝 (札幌学院大), 梅田 充 (北海道札幌拓北高)
キーワード 高大連携,双方向,自動採点ツール,評価システム,コンピュータリテラシー
アブストラクト 自動採点ツールを核とした実質的な双方向の高大連携の枠組みを提案する。本学で開発したワープロや表計算の課題に対する自動採点ツールを、複数の高校が共通の評価システムとして使用することで、「高校間での教育内容・方法のばらつき」を解消できる。さらに複数の大学でも使用することで、「高校と大学の教育内容のシームレスな接続」が実現できる。2007年度1校、2008年秋期から、さらに4校で使用が開始された。それら高校とは定期的な連絡会を実施しながら、授業方法や評価方法の一定の標準化を図りつつ、単位認定などの制度化に向けて検討を行う予定であり、本報告では、これまでの現状と今後の予定について報告する。


講演番号 B2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 教科「情報」履修者の入学時初期条件の推移
著者 *横内 滋里 (山梨英和大), 片谷 教孝 (桜美林大), 鳥養 映子 (山梨大), 林 英輔 (麗澤大)
キーワード 情報基礎教育
アブストラクト 教科「情報」履修者が大学に入学して3年目となった.情報基礎教育科目の授業開始時に実施するアンケート等によって,教科「情報」に対する「理解度」,「関心度」,「意欲度」の定量的評価を試みた.この3年間の推移を発表する.


講演番号 B2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 大学入学時の「情報」スキルと情報リテラシー教育との関係
著者 *安井 浩之, 山口 勝己, 松山 実 (武蔵工大)
キーワード 入学時スキル,情報リテラシー
アブストラクト 高校教科「情報」の必修化に伴い,大学における情報リテラシー科目の内容を高度化させる必要がある一方で,未履修問題や十分な操作スキルを身に付けてこない入学者への対応も必要である.そこで,本学では入学時に操作スキルをチェックし,操作スキルが十分でない学生に対しての講習会を実施している.本報告では,スキルチェックの結果と情報リテラシー科目の関係ならびに講習会の効果について報告するとともに,今後のスキルチェックについて検討する.


講演番号 B2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 情報科目に対する初学者の意識と現状
著者 *山内 美恵子 (日本女大)
キーワード 情報教育,初学者,情報倫理,e-learning
アブストラクト 高等学校での教科「情報」が必須科目になったことにより、大学の情報教育の見直しが検討されている。特に大学入学時の「情報」の初学者は減少していると考えられ、情報教育の内容を見直しが必要であると思われている。筆者が担当しているT大学の人文科学系の学部では入学時に情報の知識を調査し、その結果によりクラス分けを行っている。筆者は初学者クラスを担当しており、この数年で初学者の「情報」に対する知識の向上が見受けられるか、学生の意識と実際を毎年調査しているので、その結果を報告する。また、情報倫理をe-learningシステムを利用して学習したが、自学自習用の成果、その受講姿勢や結果も合わせて報告する。


講演番号 B2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 コンピュータリテラシ教育のためのクラス編成に関する一考察
著者 *山下 泰生, 陳 那森, 窪田 八洲洋, 齋藤 勝洋 (関西国際大)
キーワード コンピュータリテラシ教育,クラス編成,情報基礎知識
アブストラクト 大学初年次における一般教養としてのコンピュータリテラシ教育(全学対象)のクラス編成については、受講生のレベルの分散が授業進行に大きな影響を与える傾向がある。これまで、質問紙法など様々な方法を試みたが、今回、厳選された情報基礎知識の択一式問題に対して、WBTシステムを利用して解答させ、その結果でクラス編成を行った。授業期間の最後に、受講生に同じ問題を解答させ、合わせてクラスのレベルや授業の進度スピードに関する評価もしてもらった。その結果、問題への正答率は向上傾向で、クラスへの評価も良好であった。今後の課題も含め、今回の試行についてのまとめを報告する。


講演番号 B2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 習熟度を導入したプログラミング教育の試み
著者 *内田 眞司, 松村 寿枝, 西野 貴之 (奈良高専)
キーワード プログラミング教育,習熟度
アブストラクト 個々の学生の学力や対象科目の習熟度によって学生の講義に対する要求は異なる。習熟の差が大きい場合、一方の要求に講義を合わせると、他方の学生の講義に対するモチベーションは低下すると考えられる。プログラミングにおいては、学生の習熟の差が大きくなりがちであり、習熟度が高い学生と低い学生に対して画一的な講義を行うと、両者の要求を満たせず学生の学習意欲が低下する恐れがある。本稿では、学生の習熟度を考慮したプログラミング教育の試みについて報告する。


講演番号 B2-7 ( 12:15 - 12:30 )
題名 初級プログラミングについての課外学習機会の提供
著者 *岡本 雅子, 池田 心, 森 幹彦, 上原 哲太郎, 石井 良和, 石橋 由子, 竹尾 賢一, 小澤 義明, 喜多 一 (京大)
キーワード プログラミング,課外学習,Java,.NET,オブジェクト指向
アブストラクト 京都大学情報環境機構では,正課教育とは別に情報技術についてのさまざまな学習機会を提供している.本 論文 ではこのうち,主に学部学生の受講を想定して提供している Java やVB.NET 2005などの入門レベルのプログラミングに関する講習会について,その講習を紹介するとともに,実践上の知見や受講者のニーズ,学習成果,満足度などについて報告する.

B3:文科系における情報リテラシー (12月13日(土)15:00 - 16:15)


座長: 西堀 ゆり (北大)

講演番号 B3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 英語授業におけるコンピュータ・リテラシの付随的獲得
著者 *原田 康也, 楠元 範明 (早大), 辰己 丈夫 (農工大), 前野 譲二 (早大)
キーワード コンピュータ・リテラシ,コンピュータ教室,英語,情報教育,情報化
アブストラクト 学生はどのようにコンピュータ・リテラシを獲得するのであろうか?早稲田大学法学部設置の英語の授業をコンピュータ教室(マルチメディア教室)で進める中で、全学に提供されるコンピュータ導入教育では十分身につかないコンピュータ・リテラシが英語の授業の中で身に着くという学生の様子を観察してきた。この点は著者が早稲田大学メディアネットワークセンター教務主任としてコンピュータ導入教育の授業設計をたんとうしたときに「情報教育の情報化」として論じている。本発表では、このほか一般のコンピュータ・リテラシでは十分扱うことが期待できない英語の学習において特に必要となるコンピュータの利用法の習熟等についても議論する。


講演番号 B3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 デジタルプレゼンを活用した栄養教育総合指導法
著者 *神田 あづさ (仙台白百合女大), 田中 雅章 (鈴鹿短大)
キーワード 栄養士養成,プレゼンテーション,栄養情報
アブストラクト 栄養指導や栄養教育において、情報処理技術を活用してデジタルプレゼンテーションを行うことは 指導対象者にわかりやすい指導を行うことができるようになった。栄養士養成課程のカリキュラム改訂にともない栄養情報処理が重要な科目となった。学習者が専門教科を学習すると同時の段階から栄養情報技術の修得に取り組んでいる。著者らは一般的に行われている個々のプレゼンテーション指導の技術習得だけでは総合力を身につけるには不十分であると考えた。プレゼンテーション技術ばかりでなく、栄養教室などの運営方法も含めた総合力の養成が必要と考えた。本稿では受講者が運営主体となった栄養教育の総合実践を報告する。


講演番号 B3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 社会科学系学部におけるプログラミング教育と数学的知識修得支援
著者 *久保 誠 (千葉商大)
キーワード プログラミング,情報数学
アブストラクト 社会科学系大学として、基本的な情報リテラシー教育に続いてプログラミング教育を履修する学生が増えてはいるが、一方でベースとなる数学的論理的知識の不足やプログラミングの基本構成要素の理解不足などが目立っている。これらの要素は、現在複数の科目を通じて学習することになっているが、科目間の連携が上手く行われているわけではない。そこで、科目間の連携をすることに加えて、数学的知識やプログラミング理解のために、基礎概念の図示や実行状態での可視化をするツールやWeb上での補足説明などを通じて習熟度の向上を目指す方法を考察する。


講演番号 B3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 討議を中心としたグループワークによる情報活用能力の育成 ―保育者養成課程教職科目での実践事例―
著者 *鷲尾 敦 (高田短大)
キーワード グループ討議,保育者養成,グループワーク手法,情報活用能力,主体的な学習
アブストラクト 情報スキルに差があるクラスの教職科目で学習成果をあげるために、学生の主体的な学習を引き出すグループ討議を中心においた授業を展開した。リレーポスター制作と発表、電子紙芝居制作と模擬授業をチーム課題とし、ブレーンストーミングとKJ法によってグループ討議を進め、作品制作や発表等のグループワークを行った。作品や発表の学習成果の評価も良く、学生からは充実した声が聞かれた。授業目標に対する達成感も高く、特にグループ討議で発言した学生ほど高い。情報活用能力に関しても応用度の高いものについては同様の結果となり、討議の重要性が示された。


講演番号 B3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 北九州市立大学文科系学部学生のタイピング練習の努力とその成果
著者 *廣渡 栄寿, 浅羽 修丈 (北九州市立大)
キーワード タイピング,コンピュータリテラシ,文科系学生
アブストラクト 北九州市立大学は、平成18年度に基盤教育センターを設置し、平成19年度から、外国語学部、経済学部、文学部、法学部の文科系4学部の学生に対して、共通の情報教育科目を提供している。タッチタイピングがコンピュータリテラシの全てではないが、タイピング速度が他のコンピュータ操作に影響を与えている可能性がある。このため、本学では、文科系4学部の1年生を対象とした必修科目「データ処理」の授業の中で、コンピュータリテラシのひとつとしてタッチタイピングの教育指導を行っている。本稿では、「データ処理」の実施状況と、その授業の中で取り組んでいるタッチタイピングの教育指導の現状と今後の課題について報告する。

C1:リテラシー教育手法 (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 立田 ルミ (獨協大)

講演番号 C1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 身体感覚を利用した情報教育
著者 *高橋 等, 川口 順功, 大石 義, 高橋 恒介 (静岡産業大)
キーワード 身体感覚,情報教育,処理のイメージ,処理プロセス
アブストラクト 情報教育では、演習形式の授業でコンピュータを使う場合が多い。しかし、情報処理自体はコンピュータ内部で行われるので、処理のプロセスは頭の理解にとどまり、実際の処理のイメージがつかめないために本当に理解していないものが多い。処理のイメージをつかませるためには、身体感覚を利用した教育が必要と思われる。本稿では、処理のイメージが理解できる身体感覚を利用した情報教育の例について報告する。


講演番号 C1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 自律型ロボットを用いたプログラミング教育
著者 *黒木 啓之, 柴崎 年彦 (都立産業技術高専), 木下 照弘 (東京工芸大)
キーワード プログラミング教育,アルゴリズム教育,自律型ロボット
アブストラクト 近年プログラミング言語はわかるがアルゴリズムがわからないといった学生が多い.またロボットを用いたプログラミング教育が各所で行われており,教育的に良い効果を上げている.そこで本稿では,ロボットという誰でも興味の持てる教材を用い,また付属のプログラミングツールを上手く利用し,アルゴリズムを教育しその後言語教育に移行する教育カリキュラムについて報告する.また本稿では,学生の自立的学習及び内容の理解を促すための独習形式の教科書についても報告する.


講演番号 C1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 文の構造理解を目的としたタグ打ちによるWebページ制作の評価
著者 *石川 貴彦 (名寄市立大)
キーワード 情報リテラシー,Webページ制作,構造理解,HTMLタグ
アブストラクト Webに関する教育には、WikiやSNSなどのアプリケーションを活用して制作負担を小さくし、コミュニケーションに重点を置いた教育と、制作をメインとして、HTMLタグが表現する文の構造の理解に重点を置いた教育の2つの方向性があると考える。本研究では後者の教育に注目し、HTMLタグの直接入力による授業実践を継続している。本稿では、授業を受講した大学1年生を対象に、文の構造理解およびタグ打ちによるページ制作に関するアンケート調査を実施し、この結果から本実践の評価を試みたので報告する。


講演番号 C1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 情報リテラシにおける実験データ処理の導入の試み
著者 *榊原 正明 (鳥取大)
キーワード 情報リテラシ,化学実験,CEAS,データ処理
アブストラクト 情報リテラシにおいて、どのようにして学生に動機付けをもたせるかということが重要になっている。物質工学科の1年生は前期に、情報リテラシと化学実験演習をともに必修で受講している。電卓のようにパソコンを使えるようにするために、題材の一部に化学実験のデータ処理を導入することを試みた。計算式を入力したエクセルファイルを、CEASシステムを利用して配布し、滴下量、平均値の算出と溶液の濃度の算出を行わせた。計算式を消去しないようにパスワードを設定した。その際に四捨五入、切り捨てなどの処理も行った。実験データを用いての回帰直線の算出、滴定曲線の表示などの取り組みも報告する。


講演番号 C1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 情報教育における学習到達度評価に関する一考察
著者 *周東 聡子 (育英短大)
キーワード 情報リテラシー,学習到達度評価,カリキュラム
アブストラクト 平成15年度からは,高等学校において教科「情報」が必修となり,現在大学に進学する多くの学生は,高校在学中に既に「情報」を履修している.本学では,1年次,2年次の2年間に全学生に対して,卒業必修科目として情報演習機Ν供Ν掘Ν犬箸い4つの情報教育科目を設置して情報リテラシー教育に取り組んでいる.各学生が高等学校で受けた具体的な教育内容や教育の成果を詳細に把握することはできないが,入学時に情報科目の履修に関するアンケートを実施し,その結果を情報演習気僚熟度別クラス編成に利用している.さらに情報演習犬陵修登録前に全学生に対して学習到達度評価を行い,それを情報演習犬陵修に活かすというカリキュラム上の試みを実践している.本研究では,その成果を考察する.


講演番号 C1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 コンピュータに対する心理的指標の授業内変動に関する年次比較
著者 *原田 章 (甲子園短大), 景村 幸弘 (甲子園大), 宮本 友介, 外川 直子, 清川 清 (阪大), 安留 誠吾, 中西 通雄 (阪工大), 松浦 敏雄 (阪市大)
キーワード 一般情報教育,習熟度自己評価,操作不安,コンピュータに対する自己効力感,習熟度別クラス編成
アブストラクト コンピュータに対する習熟度自己評価,操作不安,効力感といった心理的指標の関係性が,一般情報教育授業の受講前,中間期,期末期の3時点でどのように変化するかについて,習熟度別クラス編成の効果と合わせて検討してきた.本研究では,2007年度と2008年度に行った授業に関する比較を行った.この2回の授業は,内容およびクラス編成がほぼ同じであり,心理的指標の関係性についても同じような結果が表れると期待された.しかし,2008年度の結果は2007年度の結果と異なる傾向を示した.そこで,2年度の差異に関して検討を行い,同様の授業においてなぜ違いが表れたのかについて考察した.

C2:教育手法 (12月13日(土)10:45 - 12:30)


座長: 日置 慎治 (帝塚山大)

講演番号 C2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 大規模講義におけるブレンド型授業の展開
著者 *児島 完二 (名古屋学院大)
キーワード ブレンデッド・ラーニング,大規模教室,自学自習,CCS,受講生の理解度
アブストラクト 名古屋学院大学では、全学生・教職員が活用するキャンパスコミュニケーションシステム(CCS)を運用している。これとともに全学生に配布しているノートPCを使って、専門科目でのブレンデッド・ラーニングを試みた。大教室で100名を超える受講生が自分のノートPCからCCSにログインし、講義に臨む。毎回、CCSに用意した自学自習の設問(5択式)を解いた後、通常の講義を受講する。最後に、CCSの機能である小テストやアンケートなどで受講生の理解度の確認をしながら授業を運営した。特色GPでの取り組みをさらに進めた実践事例について報告する。


講演番号 C2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 授業のデジタル化:教員の暗黙知の共有化に向けてコンピュータでできること
著者 *原田 康也 (早大), 前坊 香菜子 (早稲田総研インターナショナル), 河村 まゆみ (言語アノテータ), 鈴木 陽一郎 (東通産業/早大), 鈴木 正紀 (Ordinate Corp./早大)
キーワード 授業のデジタル化,授業の効果,暗黙知,英語学習,授業の設計
アブストラクト 教員は個別の授業内容を熟知するだけでなく、それらに対する学生の反応や理解度などについて経験に基く一定の予期・予想を持ち、これに基づいて授業を設計・計画している。しかし、こうした知識は漠然とした感覚にとどまっていることが多い。授業の効果を高めるためには、教員の経験に基づくこのような暗黙知を有効に活用することが不可欠である。Web-based training など情報機器とネットワークを活用した授業によって、学習者の経験を蓄積することはある程度可能となったが、教員の経験を本当の意味で蓄積することはいまだ困難である。本発表では、第一著者が早稲田大学法学部で実施している授業のデジタル収録について紹介する。


講演番号 C2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 短期大学学生へのUNIX・ネットワーク教育
著者 *矢澤 建明 (金城大短大部)
キーワード ネットワーク教育,UNIX教育,短期大学学生
アブストラクト 文系学生や短期大学学生へのプログラミング教育については、本研究会でもさかんに報告され議論されているが、ネットワークやUNIXの実践的教育事例は(理系を除けば)多くはない。本稿では、短期大学学生に演習を含めた本格的なネットワークの授業を行った事例を考察している。実際の授業では、ネットワークに関する理論的な学習・ネットワークケーブル・ハブ・ルータの取り扱い方・IPアドレス・Webサーバ構築・簡単なUNIXの使い方といった内容を行った。論理的思考能力や問題解決能力に対する効果、さらに授業展開方法といった点について、考察・報告する。


講演番号 C2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 大学における一般情報教育のあり方 −協調学習・個別学習と指導体制−
著者 *布施 泉, 岡部 成玄 (北大)
キーワード 情報教育,協調学習,ばらつき
アブストラクト 北海道大学の一般情報教育(1年生のほぼ全員が履修)を例にとり、スキルのばらつきを前提とした情報教育のあり方を考察する。北海道大学では、中等教育での情報教育の必履修を受け、2006年度から新カリキュラムで実施している。授業の目標は、情報メディアを高度に活用し、共同で、問題の提起、解決、報告・評価を行うことで、より高度な情報活用能力を実践的に習得することと、情報活用に必須の情報社会、情報科学に関する基礎的知識を習得することにある。内容は、キー入力、レポート作法といった情報活用の基礎教育、情報倫理教育、そして、問題の提起から解決、評価までを共同で行う協調学習から成る。協調学習と個別学習のバランスのとり方、指導体制のあり方等を授業アンケート等を含めて評価する。


講演番号 C2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 PC活用意識の低い学習者に対する自立的なPC活用を促す授業実践
著者 *若林 義啓 (広島国際学院大), 栢木 紀哉 (香川県立保健医療大), 上田 千惠 (旭川荘厚生専門学院)
キーワード PC活用,授業実践,情報応用,知的作業,自由度
アブストラクト 情報教育において、学習者の習熟度が低い場合でも、学習者自身がパソコン(以下、PC)操作やその活用意識を高く持つことを期待して授業展開を行うことは可能である。習熟度と理解度のレベルにあわせた授業展開を考慮すると、必然的に学校や社会生活で必要とされるインターネットによる情報検索や事務処理ソフトの活用など、高等学校までで扱うことの多い限られた利用イメージとなり、学習者の積極的なPC活用意識に結び付くとは限らない。学習者に積極的なPC活用の範囲を広げさせ、自主的に学ぶ意欲を持たせるためには、学習者が興味を持つ自分のフィールドでの活用を容易にイメージできるテーマ設定が効果的であると考えられる。そこで、学習者が期待や満足する知識や技術を盛り込むことで、スキルの向上とPC活用に対する興味と積極性の増加を目指した授業実践を行い、学習効果を検証する。


講演番号 C2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 チーム基盤型学習による情報リテラシー教育の授業改善
著者 *立川 明 (高知大)
キーワード チーム基盤型学習,情報リテラシー教育,アクティブラーニング
アブストラクト 高知大学総合教育センターは農学部と協力して情報リテラシー教育の改善を目的に,アクティブラーニングの導入を昨年度より行っている。本年はこれまで3単位で行っていた授業「情報処理I」と「情報処理II」が2単位1科目に圧縮されたため,新たな手法としてチーム基盤型学習による授業の効率化を図った。その結果,授業効果を落とすことなく昨年の2倍の人数に対して授業内容を消化できた。この手法と成果について報告する。


講演番号 C2-7 ( 12:15 - 12:30 )
題名 情報教育支援士の養成と課題
著者 *西野 和典, 原谷 裕子 (九工大), 池田 勇 (嘉麻市教育研究所), 篠原 武 (九工大)
キーワード 情報教育支援士,初等中等教育,生涯学習,教育の情報化,ICT支援員
アブストラクト 初等中等教育では、コンピュータ等の整備が進み、教員のICT活用指導力や情報教育が求められている。生涯教育では、学校のコンピュータ室を利用する一般市民対象のPC教室が開催されるようになってきた。このような教育の情報化の流れの中で、ICT環境の管理や情報教育を推進するための支援者の不足が問題となっている。そこで、九州工業大学では、平成19年度から「初等中等教育および生涯学習のための情報教育支援士養成プログラム」(文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に採択)を実施している。本発表では、この情報教育支援士養成の意義、内容、情報教育支援の実態等を報告し、その課題と展望について述べる。

C3:評価手法 (12月13日(土)15:00 - 16:30)


座長: 西野 和典 (九工大)

講演番号 C3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 教室形状の差によるプログラミング入門教育のモチベーション分布について
著者 *土肥 紳一, 宮川 治, 今野 紀子 (東京電機大)
キーワード SIEM,モチベーション,SIEMアセスメント尺度,モチベーション分布,ジーム
アブストラクト SIEMアセスメント尺度を活用することによって,プログラミング入門教育における受講者のモチベーションを客観的に測定でき,因子分析を行えるようになった.さらに,受講者の教室内での位置を調べることによって,教室空間内のモチベーション分布を表示でき,その時間的な変化を追跡できるようになった.教室内のモチベーションが向上している位置,逆に低下している位置を特定できれば,教授者はモチベーションを向上するための方略を授業に適用可能となり,一層,モチベーションを向上できることが期待される.同一の授業内容について同期をとりながら授業を実施した場合について,教室の形状の差とモチベーション分布の関係を探る.


講演番号 C3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 情報教育におけるマルチメディア教材とその評価 ーPDCAサイクルによる教材開発ー
著者 *高山 秀造 (東海大), 永野 和男 (聖心女大)
キーワード 情報教育,マルチメディア教材,PDCAサイクル,実践的授業,授業マニュアル
アブストラクト 我が国の情報教育は高校の「情報」科目の必修化により一歩前進したが、授業形態や設備の違いによる高校格差等により、一定していない。従って、大学入学時には、情報教育の復習と情報専門教育に必要な初歩的な知識を習得しておかねばならない。ここに分かり易いマルチメディア教材を活用し、実践的授業を進めながら、これらの知識やスキルを身に付けることが、更なる情報の専門を学ぶ準備として重要である。このような観点より、授業アンケートの評価をPDCAサイクルの評価基準としながら、マルチメディア教材の改善を繰り返し実施してきた。また、その授業方法とマニュアルについても検討してきたのでここに報告する。


講演番号 C3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 高専向け情報基礎教育教材の活用の広がりとその評価
著者 長岡 健一 (石川高専), *高橋 章 (長岡高専), 新開 純子 (富山商船高専), 岡田 正 (津山高専)
キーワード 情報基礎教育,高専,教科書,活用事例
アブストラクト 近年,社会におけるIT化が進み,高専や大学でも情報基礎教育が学科や学部を問わず,ますます重要になってきている.我々は高専における新しい情報基礎教育の取り組みとして,カリキュラムの作成,高専向け情報基礎教育用テキストおよび,学習ノートの発刊などを行ってきた.また,同時にそれら学習教材を利用した授業を支援するポータルサイトの構築・運用も行っている.我々が作成したこれら学習教材は高専のみならず大学,短大や高校でも採用されるなど,その利用が拡大している.本報告では,これら高専向け情報基礎教育教材の活用事例やその利用の広がりについて紹介を行う.また,今後もより社会情勢に即した教育が行えるように教材の改訂を検討しており,その状況などについても報告を行う.


講演番号 C3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 タイピング練習に及ぼす音楽リズムの影響と工学モデルに基づく分析
著者 *大山 輝光, 三好 邦男 (和歌山信愛女短大)
キーワード タイピング練習,ニューラルネットワーク,音楽,リズム,学習シミュレーション
アブストラクト 本論文では、タイピング練習における音楽リズムの有効性と、そのメカニズムを工学モデルによって分析する試みについて述べる。まず、タイピング練習とスポーツでの反復トレーニングの類似性に注目し、音楽を聴きながらタイピング練習を行う方法を提案し、2種類の調査によってその有効性を示す。次に、脳機能を模倣して構築したニューラルネットワーク・モデルを用いて学習シミュレーションを行い、音楽がタイピング練習に及ぼす影響のメカニズムを実験的に明らかにする。


講演番号 C3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 IRTによる成績評価
著者 *廣瀬 英雄 (九工大)
キーワード IRT,成績評価,相対評価,能力評価
アブストラクト 一般に試験の成績評価は,試験問題作成者が各問題にあらかじめ配点を与えておき,各問題の得点を合計することで行われている.問題作成者には,問題の重要度に応じた配点の重み付けを行う自由度が与えられている.しかし,与えられた自由度の範囲では,試験後の平均点やばらつきなどの統計値が期待する値にならない場合も起こる.時には,問題作成者以外からの科目間の平均点調整などの要請も考えられる.これらのことに対応するため,採点者は与えられた配点の重みを保ちながら各問題内での得点調整を行うこともある.このような場合,成績評価の公平性や正当性が保てるかという疑問が残る.ここでは,IRT(項目反応理論)によって得られた学生の能力値をそのまま成績に結びつける方法を紹介し,これによって学生の成績評価の公平性と正当性を保つ一方法を示す.


講演番号 C3-6 ( 16:15 - 16:30 )
題名 編集履歴を考慮した,レポートの評価支援手法について
著者 *山口 榮作, 永井 昌寛, 横山 祐司 (愛知県立大)
キーワード レポート評価,プログラム評価,編集履歴,学習過程把握
アブストラクト 近年では,学習過程のレポート作成において,「文献で調べ,理解し,自分の考えをまとめる」という思考の流れが「インターネットで情報を集め,整理してまとめる」といった作業の流れに変わってしまう事がある.また,レポートを剽窃することは非常に簡単になっており,レポートによる成績の評価を難しくしている.そこで,レポートの内容に加えて作成過程も把握する事により,より適切な評価へと結び付けるための手法について検討した.編集履歴の取得にあたっては,エディタに編集履歴保存機能を付与した.また編集過程再現環境を独自に設け,視覚的な確認を促すと共に,統計的な情報を生成することで,レポート生成過程のあらましを把握する事を可能とした.

D1:情報メディア教育 (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 渡辺 博芳 (帝京大)

講演番号 D1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 Webデザイン特別プログラムのためのシラバス設計について
著者 *幸谷 智紀, 金久保 正明, 菅沼 義昇, 手島 裕詞, 宮岡 徹 (静岡理工科大)
キーワード Webデザイン,Webプログラミング,PBL,シラバス,コース設計
アブストラクト 静岡理工科大学総合情報学部では2009年度より「Webデザイン特別プログラム」を実施する。これは同学部の2年生に対し,前後期合わせて168コマをかけて,PBL(Project-Based Learning)の手法で,プログラミング技法も含む「総合的なWebデザイン」を学習させることを目的とするものである。本講演ではその内容について概説するとともに,我々が2年間にわたって行ってきた議論と試行結果について述べる。


講演番号 D1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 大学生のメディア活用の教育とその効果
著者 *匹田 篤, 中村 純, 隅谷 孝洋, 稲垣 知宏, 長登 康 (広島大)
キーワード メディア活用,表現力,メディアリテラシー
アブストラクト 広島大学では学部生2年次生以降を対象とした教養教育「メディア活用研究」を2003年度より開講しており、メディアの理解と活用演習をおこなっている。講義は、デジタルメディアの基本的な知識とともに、メディアの特性を理解するために、ポスターとテレビ番組の観察と制作実習から構成されている。技術の習得のみならず、メディアの観察力、言葉による表現力の向上を狙いとしている。半期の講義で得られたメディアへの理解度を測定するために、特にポスター観察によって想起する形容詞の数に注目している。その結果を分析し報告する。


講演番号 D1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 ノートパソコン必携による学生の受講意識の変化について
著者 *宮腰 直幸 (八戸工大)
キーワード PC必携,パソコンの利用,情報機器,自宅学習
アブストラクト 本学科はノートPCの必携化を行い今年で4年目を迎えた。1年から4年まで、全学年でPCを持つこととなり、PCの使用を予定していた科目が全て完了したことから、4月に学生のPC利用の実態についてアンケート調査を行なった。その結果、自宅学習など予想以上にPCを使用していた反面、授業に関連したPCの使用は限られ、必携としたことが十分に生かされているとは言い難い状況だった。本研究では、アンケート結果から学生のPC利用の状況とPC必携の際に必要と思われる授業の内容などについて考察し、PC必携の効果を上げるために必要な事項を検討する。


講演番号 D1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 自学自習システムと連携した英語授業の試み
著者 *浅野 涼子, 城 哲哉, 増田 喜治 (名古屋学院大)
キーワード 英語,マルチメディア教材,自学自習,CCS
アブストラクト 英語への苦手意識を持ち積極的に課題に取り組めない学生の数が増えており、興味・関心を喚起できるような授業の工夫が求められている。名古屋学院大学ではICTツール、キャンパス・コミュニケーション・システム(CCS)を開発し、そこに内包される自学自習システムを使って学習内容の定着度や教育効果の検証などを行っている。本システムの開発はWebをベースとしているため、画像や音を利用したマルチメディア教材の作成が可能である。本発表では、授業で使用したビデオクリップを自学自習の問題に組込んで、教室だけでは不足しがちなリスニングを補完する試み、またビデオクリップと文法問題を連動させた効果的な学習指導の取組みなどについて報告する。


講演番号 D1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 ネット版ロシア語教材の考え方
著者 *山田 隆, 岡山 武史 (札幌大)
キーワード ロシア語,外部評価,タイズ,ネット,教授法研究
アブストラクト ロシア語授業を導入している高校は全国で39校、学習者は544人程にとどまっている。ロシア語学習は事実上、大学に進学して初めて実現するが、大学での開設講座数と履修学生もまた決して多くはない。札幌大学では長年開発・蓄積してきたロシア語教材をインターネット版に移植する作業を進めている。ネットアクセスが持つ大きな自由度や利便性を活用して、教室授業との併用で学習効果を増幅・増強し、学習の到達目標を確実に実現することが期待できる。また同時に、自らの資産である教科書類を一般公開へ踏み切り、いわば外部評価を仰ぐことによって、研究者間による教授法研究や教材作成技術等の改善にも寄与できると考えている。事例発表では、タイズ版のロシア語練習問題集を基に、書籍版と比較しながら、語学教育の一形態を報告する。


講演番号 D1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 国際間の多地点同時接続授業に対する学生の反応
著者 *西堀 ゆり (北大), 赤倉 貴子 (東理大), 永岡 慶三 (早大), 西永 望 (情報通信研究機構), 山本 裕一, 佐藤 晴彦 (北大), 東本 崇仁 (早大)
キーワード 遠隔教育,ビデオ会議システム,多地点接続,協調学習
アブストラクト 情報ネットワークを介した多国間同時接続による遠隔教育が行われるようになり、それに対する学生の反応が大きな焦点となってきている。本研究は、情報メディアとネットワークを介して同時接続の遠隔講義(異文化コミュニケーション)を行い、各種のデータを得ている。そのデータに基づき、本稿では2地点から多地点へと段階を進めた場合に起こる学生の反応を分析し、検証を行っている。特に、2地点から3地点への変化によって、多地点化に対する学生の反応がどのように変化するのか、アンケート調査によって分析を試みている。

D2:情報教育のあり方 (12月13日(土)10:45 - 12:30)


座長: 村田 育也 (北海道教育大)

講演番号 D2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 地域振興に貢献する情報教育のあり方に関する研究
著者 *林 雄太郎 (阪キリスト教短大)
キーワード 地域振興,産業創生,多元的経営戦略,多元的情報活用,学際的研究
アブストラクト 現代はユビキタス社会であり、あらゆる事業は戦略的多元的情報活用のレベルにより盛衰が決まる。特に地域振興は現代の重要施策の一つであり、地域クラスター形成と地域力を活用し、産業創生を目指した高度な情報処理と情報活用をなさねばならない。換言すれば、事業は生き残りのイノベーションや破壊のイノベションと情報等の経営資源の統合的活用をなし、多元的経営戦略によるビジネスモデルを構築せねばならない。地域振興は旧来の地域再生のみでなく、それ以上の地域産業・地域文化・地域民力の活性化を目指すものである。それを成し得るのは情報科学の英知である。本報告は地域振興に貢献する情報教育の在り方を論究する。


講演番号 D2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 一般情報教育の現状と今後の課題
著者 *立田 ルミ (獨協大)
キーワード 情報教育,カリキュラム,一般情報教育
アブストラクト 中学校では技術家庭科で「情報とコンピュータ」の新指導要領が出され、間もなく高等学校「情報」の新指導要領も出される。家庭でのコンピュータ所有とインターネット接続も増え、学生たちにとってコンピュータとインターネットがあるのが当たり前の時代になってきた。このような状況で、コンピュータリテラシーは大学で教える必要がないといろいろな場で議論されている。本稿ではこのような実態を詳しく調査し、獨協大学に入学してくる学生たちがどのようなことを高等学校までに身につけてきているのかを示し、情報処理学会から出された「学部段階における情報専門教育カリキュラムの策定に関する調査研究」に基づいて、今後の方向性を見出したい。


講演番号 D2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 教養としての情報教育
著者 *窪田 健一 (静岡英和学院大短大部), 金山 茂雄 (拓殖大)
キーワード 情報教育,リテラシー
アブストラクト 現代の社会システムは,コンピュータ機器の利用を仮定して構築されてきている.企業ではパソコンを1人に1台貸与され,文房具と同様,業務を遂行するための道具となっている.一方,高等学校では「情報」が必須化され,機器操作や情報科学,情報社会等を学校により選択学習する.このような社会環境を考えれば,情報専門学科以外の大学・短大では専門科目の中でコンピュータ(パソコン)を活用することを考えたい.そのためには,教養として,機器操作はもちろんのこと,情報の表現と解釈,およびコンピュータや情報システムなどの仕組みについての理解も必要と考える.


講演番号 D2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 体系的情報リテラシー教育システムの構築 −資格取得と質保証−
著者 *大森 義行, 柴野 正裕, 伊藤 敏孝 (札幌大)
キーワード 資格取得,質保証,情報リテラシ
アブストラクト 札幌大学では、学部を問わず全学生がリテラシーとスキルを体系的に学習する情報教育システムの構築を掲げ、情報メディアセンターが主体となり2004年度からWord・Excelの基礎的な使用法を学習する「情報リテラシー」を全学に提供してきた。さらに2006年度からは、その上位科目としてMOS(Excel2003/Word2003)の資格取得を可能とする「ビジネスコンピューティング」を開講した。本科目では定員を超過するほどの履修希望があり、開設以来、検定試験では98%を上回る高い合格率が得られている。本報告では、ビジネスコンピューティングが導入されてからの3年間の実施状況を総括し、その有効性を検証する。


講演番号 D2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 協調学習と全学教育への適応性―社会環境の変化と情報機器端末等の習慣化―
著者 *金山 茂雄 (拓殖大), 窪田 健一 (静岡英和学院大短大部), 小林 政尚 (拓殖大)
キーワード 情報教育,科目連携,人材育成
アブストラクト 今日の情報社会において「21世紀型人材育成」という使命と責任が高等教育機関に課せられた課題である。また、社会環境の変化の中で大学教育の質の保証が問われ、重要性が増している。これらのことは常に問い、考えなければならない。本発表では、過去の研究報告や現状から、「21世紀型人材育成への方策や提言」などを試みたい。そして、教養と専門教育との連携、就労意識などに関し検討・考察します。


講演番号 D2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 小中学校の情報化―由布市小中学校の事例―
著者 *凍田 和美 (大分県立芸術文化短大)
キーワード 教育の情報化,情報コーディネータ,電話相談,研修会
アブストラクト 文部科学省は,小中高等学校等における情報教育を円滑に進めるため、教育用コンピュータの整備やインターネットへの接続,教職員研修の充実,教育用コンテンツの開発・普及などを推進してきたが,多くの学校で環境整備が整っていないのが現状である。平成18年度から,由布市小中学校の情報化を由布市の行政(由布市教育委員会)、由布市小中学校教職員と共に行っている。本報告では,情報コーディネータによる学校現場での対応,遠隔からの電話サポート,夏季の研修会などの由布市小中学校の情報化支援活動により,小中学校の情報化がどのように進み,どのような効果が得られ,また,どのような課題があるかを明らかにする。


講演番号 D2-7 ( 12:15 - 12:30 )
題名 人間学部における情報リテラシー教育 ―2008年度前期の情報教育評価と課題―
著者 *宮川 祐一 (仁愛大)
キーワード 情報教育,情報リテラシー,カリキュラム
アブストラクト 2008年度入学生の情報教育の履修状況とその授業評価等について述べる。2001年度開学時には情報2科目は必修の位置付けであったが、2006年度からすべて選択科目とし、さらに2008年度から単位認定制度を導入した。普通科出身者の情報科目の履修率が伸びていない。F餔彭戮簍解度の経年変化をみているが、初心者をみる限り、高校普通科での履修経験が本学における情報科目が易しい・理解できるという学生の増加には繋がっていない。などが明らかになった。

D3:デジタルコンテンツ (12月13日(土)15:00 - 16:30)


座長: 梶田 将司 (名大)

講演番号 D3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 Flashを用いた字幕付きムービーの作成
著者 *中川 敦, 中村 純, 稲垣 知宏, 隅谷 孝洋, 長登 康, 木村 大自, 張 雷, 伊藤 亮平 (広島大)
キーワード 字幕,Flash
アブストラクト 広島大学では、新入生の情報倫理教育に各話三分程度のショートムービーを利用しているが、これらのムービーは日本語で作成されているため、日本語を得意としない者に対しては教育効果が薄まることが懸念される。今回、Flashを利用することでムービーに多言語の字幕情報を追加したので、その手法について発表する。


講演番号 D3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 GLOBEにおける次期メタデータ検索方略の検討: 新たな付加価値サービスへの対応と国際標準化活動における展開
著者 *山田 恒夫 (メディア教育開発センター)
キーワード レポジトリ,メタデータ,学習オブジェクト,国際標準化,連合検索
アブストラクト GLOBE(Global Learning Object Brokered Exchange)は、各国の中核的なメタデータレポジトリや教育情報ゲートウエイが参加する国際連携組織である。2004年9月の発足以来、高品質の学習コンテンツの国際的な共有・再利用・流通の促進を目的とし、北米、欧州、アジア、オセアニアから10機関が参加している。機関の拡大とともに、共有する理念と目標、アーキテクチャーと技術的標準、ビジネスモデルの再構築に向けて議論が進んでいる。技術的には、従来の連合検索(federated search)にくわえHarvestingを採用し、技術標準も国際標準化団体IMS-Global Learning、Learning Object Delivery and Exchange(LODE)プロジェクトのなかで拡張する計画である。


講演番号 D3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 ポータブルデバイスに適した学習用コンテンツの開発
著者 *荻原 康幸, 和田 智仁, 北村 尚浩, 萩 裕美子 (鹿屋体育大)
キーワード ポータブルデバイス,学習用コンテンツ
アブストラクト これまで、ビデオを含むオンライン向けの学習用コンテンツを開発してきた。今回、コンテンツをオフラインでも利用するために、ポータブルデバイス(iPod touch)上で利用可能なコンテンツの開発を行った。iPod touchのビデオ機能と写真機能を利用した。ビデオはQuickTime Proを用いてiPod用ビデオに変換した。その後、チャプタを付加し、iPod touchに取り込んだ。ビデオ以外の内容については一旦、HTMLやPowerPointのコンテンツを作成し、それをPDFファイルに変換し、さらにJPEGファイルに変換することでiPod touch上で利用可能にした。


講演番号 D3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 大学における情報リテラシー教育の標準化を意識したWeb教材設計と開発
著者 *元木 環 (京大), 村上 正行 (京都外大), 岡本 雅子 (京大), 川原 稔 (愛媛大), 日置 尋久, 小山田 耕二, 喜多 一, 美濃 導彦 (京大)
キーワード 情報リテラシー教育,教材作成,Web教材,e-Learning教材,SCORM
アブストラクト 近年,大学での情報リテラシー教育は,高校で教科「情報」を履修してきた学生が対象となっており,新たなカリキュラムの整備とともに,教材についても見直す必要が出てきている.京都大学学術情報メディアセンターと愛媛大学総合情報メディアセンターでは,これまでの大学内でのコンテンツ作成,新入生全員への「情報科学」科目提供というそれぞれの実践経験を活かし,両大学,ひいては他大学でも利用価値のあるLMS上で利用できるe-Learning教材の設計・開発に共同研究として取り組んでいる.本発表では,昨年度作成したWeb教材を紹介するとともに,制作におけるノウハウや課題,今後の情報リテラシー教育への活用の可能性などについて示す.


講演番号 D3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 金沢大学におけるe-Learning素材リポジトリの構築について
著者 *高田 良宏, 笠原 禎也, 西澤 滋人, 佐藤 正英, 森 雅秀 (金沢大)
キーワード デジタルコンテンツ,e-Learning,DSpace,教材,素材
アブストラクト 金沢大学では,e-Learningの推進の一環として,2006年よりe-Learning素材管理・再利用システムを公開し,e-Learning教材作成支援を行っている.また,学内には各研究者がe-Learning素材となりうるデジタルコンテンツを公開するケースもみられる.しかし,これらは独自に構築されたものであり各システムの間に互換性はない.今回,我々は,作成したe-Learning用素材や関連する各種デジタルコンテンツを蓄積・公開するための共通プラットフォームとなるべく,機関リポジトリプラットフォームのDSpaceを改良し,e-Learning素材リポジトリを構築したのでその概要を述べる.


講演番号 D3-6 ( 16:15 - 16:30 )
題名 バリアフリー教育のための教材の開発
著者 *那須 靖弘, 桝井 猛, 梶木 克則 (甲子園大)
キーワード 福祉住環境整備
アブストラクト 高齢者や障害者が地域の中で自立生活する場合に大きな障害となるのが段差をはじめとするさまざまなバリアである。その中でも特に問題となるのが住居内のバリアであり、特に日本の住宅は木造で狭く問題を多く抱えている。高齢社会となった今日、地域福祉の原則に則り、自立の支援・介護負担の軽減を進めるには住環境の整備が求められ、その助言を行う専門的な知識を持った人材の育成も必要とされている。住環境の問題点は障害の内容に応じて千差万別であり、適切な助言を行う能力育成にはケースに応じた解決方法を習得させる必要がある。そこで、コンピュータを利用して、問題に対する解決方法を検索できるシステムを開発した。

E1:eラーニングシステム1 (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 山下 倫範 (立正大)

講演番号 E1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 教育方法としてのMoodle上でのディスカッションツール
著者 *桑村 佐和子 (石川県立大), Gordon Bateson (金沢学院大), 桶 敏, 金子 劭榮 (石川県立大)
キーワード Moodle,ディスカッション,教員養成
アブストラクト 本発表は、大学教育(特に教職課程)の一環として、学生の学習状況を把握しながら、Web上でのディスカッションを実施する可能性を検討する。学生に複眼的な対象のとらえ方の必要性を実感させようとする時に、学生間でのディスカッションを取り入れることも意味があるが、授業時間中に十分な時間を確保することは難しい。そこで、本発表では、特に、記名/無記名でのディスカッションに関する意識に注目し、本検討のために開発した、Moodle(学習管理システム)上での、学生間のみ無記名でのディスカッションのためのシステムと、それを用いた結果を報告する。


講演番号 E1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 WikiとMoodleによる学習支援の実践
著者 *河野 稔 (兵庫大)
キーワード eラーニング,学習支援,Moodle,Wiki,情報教育
アブストラクト 教育でのICT(情報コミュニケーション技術)の活用において,その利用者である,学生と教員の両方に,スキルを中心とした情報リテラシ能力の不足という問題がある.本研究の目的は,ICTを活用した授業で,利用者自身が抱く情報リテラシ能力について不安を軽減してICTを活用した授業を支援することである.そこで,Web上でコンテンツの作成・更新が可能な“Wiki”と学習管理システムの“Moodle”を組み合わた学習支援環境の構築と,授業での実践による教育上の成果について述べる.


講演番号 E1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 京都工芸繊維大学におけるMoodleパイロットシステムについて
著者 *桝田 秀夫, 村田 和義, 渋谷 雄 (京都工繊大)
キーワード eラーニング,Moodle,仮想化技術,学務情報連携
アブストラクト 近年,教育機関でe-Learningシステムの導入・活用事例が増えてきている.e-Learningシステムが本格的に使用されるようになってくると,システムの障害の発生が授業に与える影響が大きな問題となり,可用性の高いシステムが求められる.また、e-Learningシステムを講義に採り入れるためには、教員の講義スタイルに多かれ少なかれ変革を求めざるを得ないため、できるだけ容易に、また、使い始めやすくする工夫も求められる。そこで本稿では,できる限り低運用コストで可用性をあげ、かつ、教員がe-Learningシステムを使い始めるまでの敷居を下げる工夫をしたMoodleシステムについて述べる.それらを実現するために、サーバPCのハードウェアの冗長化、仮想化技術の利用、学務情報や認証情報を学務課やセンター認証システムとの連携を行っている。本稿では、本年度前期の運用状況について述べる。


講演番号 E1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 学生モチベーションを継続させる遠隔講義支援システム開発事例
著者 *常盤 祐司, 岩月 正見 (法政大)
キーワード 遠隔教育,eラーニング,OSS,SRS
アブストラクト 遠隔教育の課題のひとつとして教員が不在となる遠隔教室にて参加する学生のモチベーションを継続させることがある。本学では遠隔講義において対面授業と同等のモチベーションを維持することを目的として出席者情報提示システムおよび学生回答提示システムを開発した。出席者情報提示システムは安価なICタグを活用して講義に参加する学生の属性を教員が把握できるシステムで遠隔教室にいる学生を指名する際に有効である。また学生回答提示システムは講義中に随時学生に質問を提示し回答を求めるシステムであるが、様々なユビキタス端末を利用できるようにした。本講演ではこれらのシステムの概要と実証実験にて得られた知見を紹介する。


講演番号 E1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 授業支援ポータルWaseda-net Course N@viの開発・運用と今後の展望
著者 *平手 勇宇, 木村 浩章, 永間 広宣, 楠元 範明, 瀧澤 武信, 深澤 良彰 (早大)
キーワード eラーニング,LMS,遠隔教育
アブストラクト 早稲田大学メディアネットワークセンターは,教員・学生・職員の様々な活動を支援する基盤として,授業支援ポータルWaseda-net Course N@viを2007年4月にリリースし,運用を行っている.Waseda-net Course N@viは多様化している本学の教育現場に合わせ,本学がOSSを利用して独自に開発を行ったLMSである.本稿では,Waseda-net Course N@viの開発,運用実績,および将来に向けての展望について述べる.


講演番号 E1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 双峰型大学院教育用eラーニングシステムの利点と課題
著者 *眞鍋 豊孝, 大塚 尚広, 山本 強, 小柴 正則 (北大)
キーワード eラーニング,双峰型教育,大学院教育,Deepラーニング
アブストラクト 双峰型大学院教育では、必然的に、主専修と副専修の学生が混在する形で進行する。この教育環境をeラーニングシステムで構築し、学習場所や時間の制約が大きい社会人学生に提供した場合の利点と課題について報告する。

E2:eラーニングシステム2 (12月13日(土)10:45 - 12:30)


座長: 山田 恒夫 (メディア教育開発センター)

講演番号 E2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 多肢選択問題における消去法的解答時のマウス挙動を用いた理解度把握手法に関する研究
著者 *堀江 育也 (札幌大女短大部), 大森 義行 (札幌大)
キーワード 多肢選択問題,eラーニング,マウス挙動,理解度把握
アブストラクト 多肢選択問題は、通常あらかじめ解答の含まれた選択肢の中から適切と思われるものを選ぶため偶然正解となる場合がある。そのため、解答者の多くは消去法を用いて、与えられた選択肢のなから不適切な選択肢を除くことで、正解率をあげることができる。従って、どの程度不適切な選択肢を除けるかが、解答者の理解度に関係しているとも考えられる。本報告では、正しい選択肢を選ぶのではなく、消去法により不適切な選択肢を選び、正しい選択肢を残す方法を用い、消去過程に見られるマウス挙動から理解度把握の試みに関して行う。


講演番号 E2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 院内学級における遠隔授業の実践と課題
著者 *吉田 徹 (札幌市立北辰中), 西堀 ゆり, 山本 裕一, 岩崎 誠 (北大)
キーワード 遠隔学習,CMC,初等中等教育,特別支援教育,教育実践
アブストラクト 入院や治療などで空間的・心理的に閉鎖的抑圧的な状況に置かれやすい院内学級の生徒にとって、CMCは心理的な開放を図り、病状回復の意欲向上に結びつく活動として極めて有効である。そこで、構内モバイルLANやテレビ会議システムを用い、同様の病虚弱学級や、院外の様々な教育施設や組織と院内学級、病室を結んでの遠隔授業を試みた。本発表ではその内容と成果について報告し、今後の課題・可能性について検証する。


講演番号 E2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 院内学級でのモバイル機器を利用した遠隔教育の試み
著者 *山本 裕一 (北大), 吉田 徹 (札幌市立北辰中), 岩崎 誠, 西堀 ゆり (北大)
キーワード 遠隔教育,テレビ会議システム,モバイル機器,院内学級,インターネット利用
アブストラクト 院内学級では、様々な学年の子供達にたいして、個々の病状に応じて入院や治療などが行われる。このため子供達は空間的にも心理的にも閉鎖的な状況に置かれがちである。そこで、我々外界との接触が困難な子供達が容易にコミュニケーションをとるためのツールとして双方向遠隔通信環境による遠隔教育を試行している。本稿ではこれまで行ってきたモバイル機器を利用したテレビ会議システムによる遠隔教育について、導入方法や現在までに明らかになった問題点などを述べる。


講演番号 E2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 組込みシステムを対象としたICT活用PBLモデルの構築
著者 *高橋 弘毅, 湯川 高志, 福村 好美 (長岡技科大)
キーワード eラーニング,Project-Based Learning,組込みシステム
アブストラクト 組込システム開発のプロジェクト型実習(Project-Based Learning, PBL)において、受講者が時間的・空間的に集合できない場合、また、受講者の知識にバラツキがある場合でも、効果的な学習を実現する、eラーニングを用いた教育手法、および、それに必要なシステム技術の確立を目的としている。具体的には、組込みシステム技術者研修におけるPBLを対象として、対面とeラーニングとのブレンド型の新たな教育手法を構築するとともに、協調学習を支援するICT活用学習環境の研究開発を行っている。本発表では、ICTを活用したPBL学習の支援方式と構築方法を中心に報告すると共に、今後の展望についても報告する。


講演番号 E2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 組込みシステム設計教育のための遠隔実習システムの開発と運用評価
著者 *千葉 慎二 (仙台電波高専)
キーワード 組込みシステム,遠隔実習,eラーニング
アブストラクト 低コストのEDAツールの普及により,組込みシステム開発に必要なハードウェア,ソフトウェアの設計やシミュレーションによる学習を自宅等のPCで容易に行うことができるようになってきた.しかし組込みシステム開発で重要な実回路での動作確認については,FPGA/CPLDやMPUの搭載された実習ボードが必要となり,それらが準備された実習室以外での学習は困難である.本研究では,CPLDとMPUが搭載された実習ボードをインターネット経由で操作できる遠隔実習システムを開発し,自宅等のPCで設計したシステムを遠隔の実習ボードに実装し,実回路での動作確認を可能とした.この遠隔実習システムを学内授業や社会人向け研修で運用しその効果を検証した.


講演番号 E2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 eティーチングTIESによる産学連携「産経eカレッジみんなde大学」
著者 *中嶋 航一, 堀 真寿美, 細谷 征爾 (帝塚山大)
キーワード eティーチング,産学連携,大学連携,TIES,産経eカレッジみんなde大学
アブストラクト 帝塚山大学が1997年より開発したeティーチングシステムTIES(タイズ)は、現在、70大学の900人近い教員が約4万人の学生を相手に利用している。今回、TIES関係者が中心となって設立したNPO CCC-TIESが産経新聞社と共催し、「産経eカレッジみんなde大学」という一般向けの生涯教育の事業を行った。期間は8月5日より9月10日、TIESの14大学より33講義、103本の授業ビデオが提供された。結果は、ユニークユーザー数が約3万人、ページビューが約20万、ユーザー登録数が約2300人であった。本講演では、この事業の目的と内容、及び結果の分析と課題について報告する。


講演番号 E2-7 ( 12:15 - 12:30 )
題名 e-Learningにおけるコンテンツの作成と学習評価の自動化について
著者 *田村 喜望, 大島 淳一 (日大)
キーワード コンピュータ・リテラシ,自動化
アブストラクト i)コンピュータ・リテラシを基本としたe-Learning用コンテンツの開発を行う。ii)開発したコンテンツの内容及び時間設定の評価を行う。iii)学習完了後の学習者の評価について、進捗管理から最終成績評価まで自動化を試みる。

E3:eラーニングの活用 (12月13日(土)15:00 - 16:15)


座長: 桝田 秀夫 (京都工繊大)

講演番号 E3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 立正大学における遠隔教育第2期−VR空間を利用して−
著者 *山下 倫範, 櫻井 広幸, 酒井 聡一, 後藤 真太郎, 中山 茂樹, 石松 明長, 東川 昌之, 野田 唯志, 中尾 圭子, 杉山 晃(立正大), 山崎 隆志, 神村 彰彦, 福瀧 敏典 (富士通), 大橋 聡, 河野 誉子 (富士通ビジネスシステム), 加藤 博(富士通アドバンストエンジニアリング), 清水 宣明, 鮫島 正大 (ソリッドレイ研究所)
キーワード 遠隔教育,バーチャルリアリティ,コラボ型教育
アブストラクト 過去5年間立正大学サイバーキャンパスネットワークプロジェクトの準備期間・立ち上げ・運用にいたるまで,本学で取り組んできたVR等いくつかの遠隔教育の事例報告および遠隔協同教育における教育技術的な問題点を報告する。


講演番号 E3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 シミュレーション型実習教材の利用を通してみえてきた学習者の学習スタイルの検討性
著者 戸塚 法子, *松山 恵美子 (淑徳大)
キーワード e・ラーニング,シミュレーション
アブストラクト 福祉士を目指す学生を対象に、現場実習のシミュレーション教材からなるe・ラーニングを4年前から利用している。今年度は、学生の多様な個性、能力に即しながら、教師とともに32事例教材のなかから学習コースを組み立てていく「対面型個別支援」を取り入れた。教員と学生自身で学習コースを設定することで学習の進行に責任と自覚を持たせる必要があるとの判断であった。しかし今年度の学習履歴をみると、期待していたような結果は得られなかった。現場実習に対する意識や、その準備内容などについて学生からの意見を収集し、検討を進め、来年度に向け改良していく必要があると考えている。現在検討している内容についての報告をする。


講演番号 E3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 ICT学習教材およびeラーニングの利用ニーズに関する大学生の意識実態調査
著者 *永井 昌寛, 山口 榮作, 阿部 真也 (愛知県立大), 後藤 時政 (愛知工大), 奥田 隆史 (愛知県立大)
キーワード eラーニング,意識調査,大学生,ブレンディド学習,利用ニーズ
アブストラクト 大学教育においてICT学習教材やeラーニングを導入して,適切に学習効果をあげていくためには,大学生のICT学習教材およびeラーニング等に対する意識,eラーニングの利用ニーズ,利用経験,パソコン環境等を把握する必要がある。そこで,大学生のこれらの状況を把握するために調査票による意識実態調査を実施した。調査対象は愛知県下の4大学の大学生および大学院生とし,調査期間は平成20年6月から8月とした。調査内容は,パソコンの基本操作能力・利用頻度,ICT学習教材やeラーニングの利用経験・効果,大学に導入することへのニーズ,授業で活用することへのニーズ,メリット,問題点等から構成される。


講演番号 E3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 モバイルeラーニングによる「ながら学習」の検証
著者 *前野 博, 山下 巌 (中京女子大)
キーワード Moodle,eラーニング,学習時間,ながら学習,学習スタイル
アブストラクト 大学生の学習時間が減っていると言われて久しいが、実際に本学において調査した結果でも平均15分(宿題等も含む)という状況である。そこで、携帯電話からアクセス可能なLMS(Moodelと携帯電話用モジュールを使用)において、通学などでの電車やバスの移動時、待ち時間、その他の間隙と言えるような時間、あるいはテレビを観ながらという環境でも学習を行うことによる学習時間確保の可能性を考察した。また、このような「ながら学習」による、学習スタイルへの影響、環境の利用状況、学習効果などについて検証を行う。


講演番号 E3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 大型カラープリンタ講習のeラーニング化
著者 *福井 恵子, 鵜川 義弘, 民部田 幸枝 (宮城教育大)
キーワード eラーニング,オンライン講習会,プリンタ利用,Moodle
アブストラクト トラブルが多い大型カラープリンタの使用は、事前の講習会または教員の指導、Web予約、講習修了シール提示を条件としていたが、講習会の臨時開催要望や、学習不足に対応するため、1年前よりMoodleを用いたeラーニング方式に変更した。導入後は技術的トラブルの減少や質を落とさない指導の簡素化などの利点があり、またeラーニング化に有効な要件を洗い出すことができた。

F1:支援システム1 (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 冬木 正彦 (関西大)

講演番号 F1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 中国に向けた遠隔入試の取り組み―受験生の反応と広報―
著者 *杉江 聡子, 西堀 ゆり, 山本 裕一, 岩崎 誠, 有田 政好 (北大)
キーワード 遠隔会議システム,遠隔入試,オンライン広報,留学生支援
アブストラクト 近年、海外から日本の大学入試を遠隔で受験したいという留学生の希望が増えている。現地にいながらにして受験できる遠隔入試は、大学・受験生の双方にメリットがあり、要望が高い。北海道大学では中国を対象とする遠隔入試の関心が高く、2006年から3年間、各種の遠隔面接試験の取り組みを行ってきた。中国の受験担当者と学生に向けて特化したオンライン広報の取り組みを行い、システム化を進めて来た。本稿では、遠隔入試に対する中国人学生の反応とオンライン広報について検討する。


講演番号 F1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 大学生の数学の学力を測定する適応型テストシステム
著者 *五島 譲司, 中畝 菜穂子, 熊谷 龍一 (新潟大)
キーワード CBT,コンテンツ,テスト,学力,大学教育
アブストラクト 昨今のコンピュータ・ネットワーク環境の浸透は、教育内容のデジタル化のみならず、教育方法や評価のあり方を含めた大きな変革の流れを生んでおり、教育現場での模索が続いている。一方で、高等教育改革における教育の個性化・個別化の問題は、近年の入学選抜方法の多様化とも相まって、一層重視されるようになってきている。とりわけ、大学入学時点での学力を客観的に把握し、教育に役立てるためには、教員やテスト問題の品質に左右されない、共通のものさしによる測定が重要となる。本稿では、新潟大学の戦略的教育・研究プロジェクトとして開発に取り組んでいる、オンライン上で受験する数学の学習レディネステストの概要ならびに実施状況について報告する。


講演番号 F1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 Excelで構築したExcel認定学習システム
著者 *竹上 健 (高崎商大)
キーワード 学習システム構築,Excel,マクロ処理,Excel認定,アンケート評価
アブストラクト 表計算処理ソフトは,ベースとなる機能をそのまま活用しながら,必要とされる機能のみをマクロ処理で追加することが可能であり,少ない労力や期間で効率的なシステム構築が可能である.筆者はこれまでに,Excelのマクロ処理を利用して,初級シスアド午前過去問題学習システムや「数独」解答提示システムなどを構築した.本稿では,これらの学習システムについて紹介するとともに,あらたに構築したExcel検定学習システムについて説明を行う.あわせて,利用者に対して行ったアンケートによる評価結果に基づいて,Excelによるシステム構築の有効性を論じる.


講演番号 F1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 授業支援としてのCALLシステム導入の紹介
著者 *早勢 欣和, Cooper Todd, 長山 昌子, 篠川 敏行, 遠藤 真 (富山商船高専)
キーワード 授業支援システム,CALLシステム,シンクライアント
アブストラクト 一人の教師が一つのクラスの中で,複数の学習スタイルでの授業を同時に展開するといった講義とe-Learningの融合の試みを計画している.この取り組みを行うにあたっては,教師の負荷の増大が予想されることになるが,これでは教育の効率も効果も非常に悪くなってしまうことが懸念されることから,教師の負荷を軽減するための仕組みが必要不可欠である.本発表では,今回,授業支援システムとして導入を行った,主に語学教育で利用されているCALLシステム環境について紹介を行う.システムは,既存のシンクライアントで構成されるWindows Vistaマシン,教師用1台,学生用50台の環境上で再構築を行った.


講演番号 F1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 データ構造教育学習支援システムの開発
著者 *孫 寧平, 大隈 千春 (熊本電波高専)
キーワード データ構造,アルゴリズム,CG
アブストラクト データ構造とアルゴリズムは計算機科学及び情報管理に関する基礎的な科目であり、より効率の良いプログラムを書くために理解しておかなければならない知識である。しかし、その構成のイメージをつかみにくいため、初心者には理解し難い面もある。そこで、データ構造教育学習支援システムを開発し、スタック、キュー、リング、ハッシュ法などの基本的なデータ構造をCGなど視覚的な手段を利用したデモンストレーションにより理解を促している。その他、再帰法や整列、探索などのアルゴリズムに関する教育学習用の支援ツールを開発した。本稿は、本システムに関する開発経緯とインタラクティブなインターフェースのデザインについて述べる。


講演番号 F1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 客観的臨床能力試験(OSCE)運営支援システムの開発 〜看護学部OSCEにおける取り組み〜
著者 *大渕 一博, 太田 晴美, 吉川 由希子, 松浦 和代, 樋之津 淳子 (札幌市立大)
キーワード OSCE,システム開発,運営支援,学習効果向上
アブストラクト OSCEとは医歯薬学教育に導入されている試験で,臨床場面を想定したシナリオに基づいて実施し,臨床実践能力を評価するものである.札幌市立大学看護学部では,平成18年度からOSCEを実施している.OSCEでは,適切な時間進行管理,ならびに採点に係る資料の事前準備,試験実施後の採点集計作業などの膨大な事務的作業が必要となる.そこで平成19年度は,人的資源削減と作業効率化を目的として,運営支援のためのシステムを開発した.このシステムを用いてOSCEを実施し,運営面での大きな改善効果が得られた.加えて,試験当日に評価等を学生にフィードバックでき,試験における学習効果を高めることにも貢献した.

F2:支援システム2 (12月13日(土)10:45 - 12:15)


座長: 林 良雄 (秋田大)

講演番号 F2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 プロジェクト学習支援システムの開発―卒業研究への展開―
著者 *福田 真規夫, 前川 武, 足立 恭和 (阪国際大)
キーワード プロジェクト学習,卒業研究,研究計画書,学習支援,教育効率
アブストラクト 大学におけるプロジェクト学習(PBL:Project Based Learning)の代表的なものとして,「卒業論文」や「卒業研究」がある.問題解決型で実践的な教育方法として評価があり,伝統的に特に自然科学系の学部を中心に行われてきた.しかしながら,一方で,学生達は調査や実験などのスキルをある程度保持していても,このような学習の上流工程での作業であるテーマの決定や研究計画書の作成などについては,必ずしも円滑に行えていない現状がある.本研究は,このような工程について支援するシステムを開発することで,そこでの問題を解決し,効率の良い指導が実現できることを目的とするものである.


講演番号 F2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 eアラムナイ事業におけるSNS利用
著者 *佐野 洋 (東京外大)
キーワード アラムナイ事業,SNS,SOA
アブストラクト 本学は、文部科学省 平成20年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(学生支援GP、申請タイトル「e-アラムナイ協働による学生留学支援」)に採択された。本稿は、e-アラムナイ事業におけるSNSの位置づけと役割について説明する。そして、e-アラムナイ事業に特化した機能とその特徴、及びSNSの運用の仕組みについて述べる。


講演番号 F2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 SNSを利用した教員支援
著者 *中田 美喜子 (広島女学院大)
キーワード 教員支援,SNS,コミュニティー
アブストラクト 大学内にSNSサーバを設置し、どのような利用が可能であるか試行錯誤している。ゼミによる連絡に利用を検討していたが、教員支援として非常勤教員と協力した教育支援に利用しているコミュニティーと初年次教育における教員間の情報共有に利用しているコミュニティを報告する。


講演番号 F2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 携帯電話を用いたクイズ出題・集計システムの構築
著者 田畑 義之, *殷 成久 (九大), 緒方 広明 (徳島大)
キーワード クイズ,モバイルラーニング,クラス応答システム,学習環境,異文化理解
アブストラクト 近年、モバイル・携帯端末などの情報通信技術を用いた教育・学習支援システムの研究が活発に行われている。また、外国語学習においては、異文化理解が不可欠なものであると共に、外国の文化を知ることで、その国に興味が沸き、外国語学習へのモチベーションにつながると考えられる。ところが現在の日本の大学生は、アメリカ以外の国の事情についてはほとんど知らないのが現状である。本論文では携帯電話を用いたクイズ出題・集計システムを構築し、システムの開発、評価について述べる。本システムでは学習している言語が話されている国に関するクイズによって、その言語圏の文化や事情についての理解を深めることを目的としている。


講演番号 F2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 学務情報を活用した教育支援体制の構築〜学生カルテの運用とその課題を中心に〜
著者 *五島 譲司, 木竜 徹 (新潟大)
キーワード 学生カルテ,統合型学務情報システム,情報の取り扱い,教育支援,大学教育
アブストラクト 昨今の大学では、大学の大衆化や社会の要請などにより、多様なニーズに対応した、きめ細やかな教育支援(サポート)を行うことが一層求められてきている。一方で、近年のコンピュータ・ネットワーク環境の普及・進展により、業務の効率化や教育内容のデジタル化に止まらず、教育方法や評価のあり方を含めた大きな変革の流れが生まれている。新潟大学では、一人ひとりの学生に関する情報を集約して参照することが可能なITシステム(学生カルテ)を構築し、情報の適切な取り扱いに留意しつつ、有効な活用法について検討してきた。本稿では、本学における学生カルテの活用に関する試行的な取り組みを紹介し、運用とその課題について考察する。


講演番号 F2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 知識習得状況をベースとした学習トレーサビリティを実現する授業支援システムと学習カルテシステムの開発
著者 *山川 広人, 立野 仁, 小松川 浩 (千歳科学技術大)
キーワード 学習トレーサビリティ,教育支援ツール,学習カルテ,知識マップ
アブストラクト 本稿では学部教育全体を通した知識習得状況を元に学生の学習トレーサビリティを確立するICT教育システムの取り組みについて報告する.本学では大学の学部教育における教育力向上と学生の質保証への支援を目的とし,学部教育科目において習得できる理工系知識のマップ化,ならびに授業支援システムによる体系化を図った.さらにこの知識体系を利用することで,授業支援システムやeラーニングとの連携を計り,初等教育,専門教育において学生への学習指導や再学習支援を実現する学習カルテシステムの構築を行っている.

F3:Webの活用 (12月13日(土)15:00 - 16:30)


座長: 松浦 敏雄 (阪市大)

講演番号 F3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 Web利用の技術英語学習サポートシステム
著者 *和高 慶夫 (玉川大)
キーワード Web,英語,翻訳
アブストラクト Web上の英語教材(アメリカにある一般のサイト)を利用して技術英語の授業を行っている。このサイトの英文をなるべく原文に忠実で正しい表現の日本語への和訳させることが、この科目の目的である。Webサイトを利用するので、パソコン教室で授業を行う。これまで、技術英語を自然な日本語に翻訳するための自習用教材を作成し、また、学生が和訳した文章をパソコン画面で全員が確認しながら、同時にWebサイト画面の画像などを見て教材の理解を深めるための、Web利用課題提出システムを作成した。今回、これらのシステムを拡充すると同時に統合化を図った。


講演番号 F3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 自動集計可能なことばに関するアンケート調査体験システム
著者 *林 良雄, 日高 水穂 (秋田大)
キーワード Google Maps,Web,アンケート,地域言語,自動集計
アブストラクト 地域言語に関する授業におい学生が作成したアンケートをWebで入力、実施することができるシステムを構築した。このシステムではアンケートの回答を自動でグラフ化する機能及びGoogle Mapsを用いて地図上に結果をプロットする機能をつけている。また、データベースを用ることにより、年齢で比較検討する資料を作成することも可能となっている。このシステムを使うことにより、アンケート調査を体験することができ地域言語を身近に感じることができるようになった。また、自動集計することにより授業が円滑に行うことができた。


講演番号 F3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 講義および就職進学情報等を統合した学生支援Webシステムの試み
著者 *加藤 千恵次 (北大)
キーワード 就職活動,担任業務,学生支援,Webシステム
アブストラクト 医学部保健学科の学生に対し専門科目の講義、実習内容を解説したホームページ作成を行ってきたが、今回、担任業務の機能を付加した統合的学生支援Webシステムを開発した。担任業務は多岐にわたり、小グループ編成の病院実習スケジュール管理、卒業論文テーマの割り振り、卒論提出チェック表の掲示、および学生への就職進学アンケート調査、大学院進学情報、企業や自治体からの求人情報の提示など、多量の情報を扱う担任業務を円滑に実行するためのホームページ作成、および教員や学生同士での情報交換を速やかに行うための掲示板を併設した学生支援Webシステムの運用を試みたので報告する。


講演番号 F3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 「聴くこと」を培う―講義録音記録のWeb利用―
著者 *齊藤 育子 (西南女学院大短大部)
キーワード 聴くこと,教育支援,講義録音,Web提供
アブストラクト 近頃の学生たちは、講義を聴いてその内容を把握するという力が、著しく低下しているといわれている。筆記試験をすると、最前列で講義を受け欠席もしていない学生の成績が極めて低いというケースも多くなった。対面式の講義形式の授業の中で、「聞いて」はいるが「聴いて」はいなかったのではないかと考えられる。そうした現象の中で、一般的に講義形式の学習効果は低いとされ、学生参加型の授業がもてはやされている。しかし、いったいそれでよいのだろうか。「聴くこと」を培う一つの実践方法として、極めて簡便な講義録音記録のWeb利用を紹介したい。


講演番号 F3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 Weblog及びポータルサイト統合型講義支援システムの開発
著者 *宇野 健 (県立広島大)
キーワード Weblog,ブログ,ポータル,インタラクティブ
アブストラクト 授業でITCを利用する教員が増えてきたが、それぞれ独自の方法(たとえばWebやメール、ファイル共有等)で利用していることが多い。そのため学生は授業ごとに情報の取得方法を知る必要がある。また、著者が所属している学部には文系の教員も多く、その多くがITCをほとんど利用してない。そこで、学部学科内で、統一的な形で、かつ、容易に授業情報の配信可能なWeblogを、すべての授業に提供するシステムの開発をおこなった。また、学生がそれらに容易にアクセスするための個人ポータルシステムの開発もおこなった。これら2つのシステムを、RSSやメール等などを用いてリンクさせ、情報伝達速度や効率を向上させた。また、実際にこれらのシステムを用い、授業で運用実験をおこなった。


講演番号 F3-6 ( 16:15 - 16:30 )
題名 授業管理支援システムWebLecの開発と運用について
著者 *内田 智史 (神奈川大)
キーワード 授業管理システム,FD活動
アブストラクト 我々は、2002年からWebLecと呼ばれる授業管理システムを開発し、複数大学で運用している。このシステムの強みは何といっても現場で開発していることであり、さらに開発のスピードを増す仕組みを工夫することによってユーザの要求を短い時間で取り込む事が可能になるようにしている点である。これは、教員や学生の要望を瞬時に満たすという意味でFD活動に大いに貢献すると考えている。今回の発表では、WebLecの新しい機能と迅速な開発速度について発表する。

G1:教育用基盤ソフトウェア (12月13日(土) 9:00 - 10:30)


座長: 奥村 勝 (福岡大)

講演番号 G1-1 ( 9:00 - 9:15 )
題名 鹿屋体育大学における電子メールサービスの整備
著者 *和田 智仁 (鹿屋体育大)
キーワード 電子メールサービス,Exchange Server
アブストラクト 鹿屋体育大学では、平成19年3月にMicrosoft Exchange Server 2003を中核とした電子メールシステムを導入し、これらを用いた電子メールサービスを大学の全構成員に提供している。このシステムでは基本的にExchange Messaging API (MAPI) またはWebメール(携帯電話用Webメールを含む)を通じてメールサービスを提供している。利用者のメールは、サーバ上での保存を前提とし、メールボックスの容量は学部生が1GB、教員は3GBなどとなっている。また、Webを通じたユーザ申請にもとづいてメールエイリアスおよびセキュリティグループを作成するサービスや、携帯電話のメールと連携する機能などを構築した。


講演番号 G1-2 ( 9:15 - 9:30 )
題名 spam対策システムの考察
著者 *藤村 丞 (福岡大)
キーワード spam,対策,電子メール,隔離
アブストラクト 福岡大学ではこれまで有効なspam対策を行ってこなかったが、近年の急激なspamメールの増加に伴い平成19年5月より教職員(電子メールアカウント合計3400)向けにspam対策を開始した。方式としては、表題の書き換えは行わず、ある点数以上の電子メールは「隔離」することとし、ユーザにはspamと判定された電子メールは届かないようになっている。また、その隔離された電子メールの一覧は1日2回各ユーザに通知され、ワンタイムURLによりWebブラウザにて確認することができる。おおよそ1年半程度の運用実績ではあるが、spamメール対策と隔離などについて、その効果や直面した問題点などについて報告する。


講演番号 G1-3 ( 9:30 - 9:45 )
題名 グレイリストを利用した迷惑メール対策
著者 *川口 雄一 (天使大)
キーワード グレイリスト,迷惑メール,スパム,postgrey
アブストラクト 未だ、不要な迷惑メールと必要な通常メールを完全に区別できるフィルタソフトは存在しない。通常メールをフィルタで除去してしまう危険を避けるため、本学における検討の結果、疑わしいメールにはメールサーバ側で印を付けるだけで、そのまま受信者へと配信することで確認され運用されている。そもそもメールサーバへ送られてくる迷惑メールを減らす対策として、本学のメールサーバにグレイリストを導入したところ有効に機能した。本報告では、グレイリストの導入や設定手順、および導入前と導入後における迷惑メール件数の変化を示し、いくつかの考察を加える。


講演番号 G1-4 ( 9:45 - 10:00 )
題名 学生アカウント状況記録閲覧システム
著者 *本田 修啓 (福島大)
キーワード アカウント管理,データベース,セキュリティ
アブストラクト 福島大学総合情報処理センターでは、複数のOS(Windows,Macintosh,Linux)の共通アカウントを学生に提供している。ログイン履歴、ファイルサーバ利用状況、パスワード変更履歴、パスワードインダ用質問項目設定履歴、臨時アカウント発行履歴等の利用情報をデータベースに自動記録し、管理者がブラウザで状況を閲覧できるシステムを開発し運用しているので紹介する。このシステムにより障害時対応が容易となったほか、セキュリティ面でも大きな効果が得られている。


講演番号 G1-5 ( 10:00 - 10:15 )
題名 早稲田大学における学内PCサポート・TA業務用システムについて:FAQシステムの構築と運用
著者 *星 健太郎, 金光 永煥, 三ツ井 孝仁 (早大)
キーワード FAQシステム,wiki,PCサポート,フィードバック
アブストラクト 早稲田大学内におけるPCサポート業においては,情報倫理・基本操作支援に始まりソフト・ハードウェアの貸出・管理,規約・特殊ネットワーク・個人情報などの取り扱いを行っている.近年のPC利用者の増加,端末室の増加,持ち込みPCの増加,TAの増加等により,多岐にわたった数多くの問い合わせが日々寄せられている.本学ではこれらの環境に対応するために,現場の最新情報を常時フィードバックすることによる情報の共有・業務の効率化・個々の対応の質(新人教育)の向上を目的としたFAQシステム(Wiki)の構築・運営を行っている.本稿では,「TASA業務FAQシステム」の機能及び運用実績を報告し,将来に向けての展望について述べる.


講演番号 G1-6 ( 10:15 - 10:30 )
題名 生涯利用可能な名古屋大学IDの導入に伴う名寄せ問題とその解決法
著者 *梶田 将司, 太田 芳博, 田島 嘉則, 田島 尚徳, 平野 靖, 内藤 久資, 間瀬 健二 (名大)
キーワード ユーザ認証基盤,ユーザID,生涯サービス,アイデンティティマネジメント,名寄せ
アブストラクト 名古屋大学IDは,名古屋大学における情報サービスの利用において「生涯利用可能なユーザID」であり,情報連携基盤センターが発行している「全学ID」に代わって情報連携統括本部が発行し,認証基盤サービスで利用される.名古屋大学IDを「生涯一つのID」とするためには,同一人物に複数発行されてきた全学IDの重複を解消するとともに,新規発行時に重複発行しないように適切に「名寄せ」されなければならない.本報告では,生涯ID発行時に必要となるこの「名寄せ」問題について述べるとともに,その解決のためのアプローチについて実際の名寄せ結果を示しながら述べる.

G2:基盤システム1 (12月13日(土)10:45 - 12:30)


座長: 和田 智仁 (鹿屋体育大)

講演番号 G2-1 ( 10:45 - 11:00 )
題名 既存のソフトウェアを活用した簡易なPC整備システム
著者 *井上 清一, 二口 聡 (金沢星稜大)
キーワード 情報システム,システム構築,環境整備,教育支援
アブストラクト 教育機関における情報演習室環境は、利用環境の統一等を目的として、同モデルのPCで構築されていることが多い。本稿ではこのような環境の場合に利用可能な、PCを短時間で効率よく整備するシステムについて、その構築と運用手順を述べる。本システムは安価なパッケージ製品とバッチファイル・スクリプト等を用いて構成しており、PCの整備品質とコストの双方をバランスよく満たすことができる。最初に、本システムの稼働に必要な設備とファイル群・諸設定を示し、これらの構築方法について述べる。次に、本システムの運用手順を示す。最後に、本システムの本学での運用例を元に、期待される効果と今後の展望等について述べる。


講演番号 G2-2 ( 11:00 - 11:15 )
題名 ディスクレスPCを活用した多様なPC利用環境による授業の実践
著者 *佐々木 茂, 荒井 正之, 古川 文人, 渡辺 博芳 (帝京大)
キーワード ディスクレスPC,HD集中管理,情報教育環境,Windows,Linux
アブストラクト 教育の情報化が進み,情報系の科目だけでなく,一般の専門科目等でもコンピュータ教室(CL教室)を利用して授業を行なうようになってきており,CL教室を使う目的や用途が多様化しているが,CL教室のPCにすべての用途に合わせた利用環境を構築するのは大変難しい.本研究では,PCのハードディスク(HD)イメージを集中管理できるディスクレスシステムにより,必要に応じてHDイメージをカスタマイズして利用することで,目的・用途に特化した情報教育環境を提供できるシステムを構築した.本システムを用いて,メンテナンスの手間を増やすことなく,カスタマイズしたHDイメージを利用する方法について報告する.


講演番号 G2-3 ( 11:15 - 11:30 )
題名 マルチユーザ環境における仮想マシン上のWindows環境の構築
著者 *田中 哲朗, 田川 善教 (東大)
キーワード 仮想マシン,Windows,スナップショット
アブストラクト 2008年3月に更新した東京大学の教育用計算機システムの主力端末であるiMac端末は3つのキャンパスに計1176台配置されている.iMac端末ではMacOS環境だけでなく仮想化ソフトウェアを使った Windows Vista環境を提供している.この際,仮想化ソフトウェアのスナップショット機能を利用して,ユーザに仮想マシン上のWindows環境の管理権限を与えつつ,ログアウト後に同じ端末を使う他ユーザへ影響を残さないシステムを実現した.本稿では,その実現法の詳細を述べ,実システムにおける評価を行う.


講演番号 G2-4 ( 11:30 - 11:45 )
題名 日本赤十字秋田短期大学のネットワーク更新
著者 *佐藤 考司 (日本赤十字秋田短大)
キーワード 教育用ネットワーク,ネットワーク更新
アブストラクト 日本赤十字秋田短期大学の基幹ネットワーク、関連サーバならびに教員用端末は平成19年に5年ぶりに全面的に更新が行われた。それから1年が経過した現在の状況と課題について報告する。また、次年度に看護学科の4大化改組の申請をしており、校舎の増築工事を行っている。増築校舎でのネットワーク、ならびにサーバルームの設置など現在の状況ならびに今後の展望について述べる。


講演番号 G2-5 ( 11:45 - 12:00 )
題名 九州大学における次期教育情報システムについて
著者 *井上 仁, 橋倉 聡, 藤村 直美 (九大)
キーワード 教育用PC,プリンタ,経費削減
アブストラクト 教育情報環境の整備の重要性が高まる一方,そのための導入経費や運用経費は年々削減されている。このような限られた予算の中で,どのようなシステムを構築するかは各大学においてさまざまである。九州大学では,教育情報システムのうち主にPCや各種サーバ類を2009年3月に更新することになっている。本発表では,次期システムの概要を報告する。大きな特徴は,従来のWindow OSに加えてMac OSが稼働する環境を提供すること,多くの大学で抱えているプリンタの印刷枚数の制限あるいは課金に関する問題を解決するために大学としてプリンタの整備を廃止すること,それにより削減された経費を他のサービスに充てることである。


講演番号 G2-6 ( 12:00 - 12:15 )
題名 全人的教養教育を支援するe-LearningシステムSPESNOVAの開発II
著者 *佐藤 喜一郎, 本田 宏隆, 野澤 肇, 竹内 謙, 村上 学 (東理大)
キーワード CMS,LMS,DNN
アブストラクト 全人的教養教育を支援するe-LearningシステムSPESNOVAは,4つのe-Laerningサブシステムと,これらのシステムを統合するデータベースを持つポータルの総称である。平成18年度現代GPの事業も今年で最終年度を迎え,統合運用を行なうポータルサイトの構築をはじめた。このサイトはDotNetNuke(DNNと略)というWindows ServerでのFreewareで構築中である。DNNでの教育用ポータルサイトの構築方法の実例を紹介するとともに,複数サーバに分散する学習履歴データ統合へ向けたモジュール開発の現状を報告する。


講演番号 G2-7 ( 12:15 - 12:30 )
題名 セキュリティ強化のためのアカウントへの制限
著者 *岩沢 和男, 吉冨 健一, 宮原 俊行 (広島大)
キーワード セキュリティ,アカウント,年度更新,機能制限,ログイン禁止
アブストラクト セキュリティ強化のため、2007年度末にアカウントへの利用制限を主体とした利用登録システムの改修を行った。その主たる目的である全アカウント年度更新制および学外からのログイン禁止措置について、その経緯と実施結果について報告する。

G3:基盤システム2 (12月13日(土)15:00 - 16:15)


座長: 田中 哲朗 (東大)

講演番号 G3-1 ( 15:00 - 15:15 )
題名 LiveCDを使用した大学のパソコン環境
著者 *桝井 猛, 梶木 克則, 那須 靖弘 (甲子園大)
キーワード 演習環境,パソコンのOS,Linux,LiveCD,リテラシー
アブストラクト 平成20年度4月の大学のパソコンのリプレースにおけるMicrosoft Windows Vista の導入を踏まえ、平成19年度のゼミナールにおいて、CDをパソコンに挿入するだけでOSが立ち上がるLive CDの使用を始めた。本発表では、Windows XPの代わりにフリーで配布されているLive CDを利用したデスクトップの利用および運用を検討するために、ゼミ室で利用しているパソコンにLive CD を使用してWindows XPと同じネットワーク環境を構築して演習を行った。Live CDを使用する上での操作性、実用性について、演習で使用する上での問題点を報告する。


講演番号 G3-2 ( 15:15 - 15:30 )
題名 DRBL(Diskless Remote Boot Loader)によるコンピュータ教室の構築
著者 *フランク ツージー, 立山 剛 (東京基督教大学)
キーワード DRBL,Linux,シンクライアント
アブストラクト 東京基督教大学では、2006年度より、これまでのwindowsによるコンピュータ教室から、低コストで、一元管理ができて、クライアントも個人の設定で利用できるシンクライアントシステムを導入した。DRBLは、クライアントがLinuxイメージをネットワークで起動できるようにし、Linuxの全アプリケーションを利用できるようにする。DRBLは学校のコンピュータ教室にとって理想的なシステムである。このプレゼンテーションではDRBLのインストール方法、使い方、利点について発表する。


講演番号 G3-3 ( 15:30 - 15:45 )
題名 認証基盤を用いたWebシステム間の連携の検討
著者 *中川 真宏, 金西 計英, 松浦 健二 (徳島大), 三好 康夫 (高知大), 嵯峨山 和美 (徳島大), 高木 知弘 (富士通四国システムズ), 矢野 米雄 (徳島大)
キーワード 認証基盤,Shibboleth,SAML,SSO,Federation
アブストラクト 近年,大学等の高等教育機関では情報化が進んでおり,様々なWebシステムが導入されている.これはe-Learningなどの利用形態の多様化を促し大きな利点となっている.しかし現状ではWebシステム間の連携,特に認証情報の連携に問題が発生するようになっている.このような背景から,Webシステム間の連携における問題を解消し,安全に利用できる枠組みが求められており,これらに対して本論文では認証基盤としてShibbolethの適用を考える.


講演番号 G3-4 ( 15:45 - 16:00 )
題名 ICカードサービス向け学内共通情報基盤の構築
著者 *奥村 勝 (福岡大)
キーワード ICカード,認証,ユーザ情報,統合認証
アブストラクト 大学内の各種サービスのIT化に伴い、ICカードを利活用するシーンが増している。しかしながら、ICカードを個人識別の手段や認証機構として用いる際、各サービス部門は従来の情報サービスを展開する際の認証データの管理と同様に、ICカード情報を管理する必要が生じる。本学ではすでに構築・運用している学内利用者のIDを一元管理する統合認証システムに、この度、ICカードサービスを展開するための共通情報基盤を構築し、連携させた。これにより学内のICカード利用部門は、ICカードの発行者に関する基本情報を自動連携により取得可能となり、よりサービスに注力可能となった。共通情報基盤と連携事例について報告する。


講演番号 G3-5 ( 16:00 - 16:15 )
題名 九州大学における遠隔講義システムを用いた大学院共通教育プログラムの展開 -日米中継による講義-
著者 *工藤 和彦, 岡本 秀穗, 多川 孝央 (九大)
キーワード 遠隔講義,インターネット,大学院生,共通教育科目日米中継,日米中継
アブストラクト 九州大学では17の大学院に約6,500名の大学院生が在学しており、これらの院生は6カ所のキャンパスに分散している。多数のキャンパスにいる院生に、共通した科目の教育を有効に行うには、遠隔講義システムの導入・活用が不可欠である。遠隔講義システムを利用すれば、大学院生や教員は、離れた他キャンパスの講義室に出かける必要がなく、そのための時間的ロス、経済的な出費が大幅に軽減される。九大では平成19年度から大学院共通教育科目のひとつとして、テレビ会議システムを応用して九大カリフォルニアオフィスにいる講師の授業を2つのキャンパスに中継する講義を開始した。この概要を報告する。